プロフィール (きょう ほんごく)中国出身。高校卒業後、母国で約2年働いた後に日本へ留学。大学卒業後、翻訳やコーディネーターの仕事を経て、国際日語教育学院を設立した。2017年に学校法人花園南学園 大阪観光ビジネス学院を新しく設立し、日本人だけでなく留学生を受け入れ、観光とビジネスをかけ合わせた専門性のある授業を展開。講師陣も各分野のスペシャリストをそろえ、即戦力となる人材を育成している。【ホームページ】
学校法人大阪観光ビジネス学院は、観光とビジネスをかけ合わせた専門的な授業を展開し、カリキュラムも規定授業数を上回るほど充実。日本人に対しての教育だけでなく、留学生には日本語教育も行っている。そんな熱心な指導により、観光業界で即戦力として活躍できる“人財”を育てているのだ。自身も日本留学を経験した姜本国理事長に、教育への熱い思いを語ってもらった。
自身の留学経験を活かした学院
姜 高校を卒業して2年ほど、母国の中国で働いてから日本に留学しました。今の留学生と同じように日本語学校に通い、日本の大学卒業後は翻訳やコーディネーターの仕事などをしていました。2018年の今から、もう25年も前のことですよ(笑)。
杉田 そうなのですね! ご自身も留学生だったからこそ、今の学生たちの気持ちもよくわかるのではないですか?
姜 そうですね。授業料をリーズナブルな価格設定にしているのもそのためなんですよ。
杉田 学生の気持ちに寄り添えるかどうかは、とても大事ですよね。大阪観光ビジネス学院さんは何年に設立されたのでしょう。
姜 2017年に学校法人花園南学園 大阪観光ビジネス学院を設立しました。その前段階として、2006年に外国人学習者を対象に日本語教育を行う国際日語教育学院を設立しています。
杉田 なるほど。大阪観光ビジネス学院さんを設立するきっかけは何だったのですか?
姜 大学にしても専門学校にしても、卒業後は生徒が就職できなくても我関せずという学校も少なくありません。そうではなくて「日本が好きだ」と来てくれた方々に、日本語と専門知識をしっかりと教え、即戦力になる力をつけ、日本で就職してほしいと思ったのがきっかけですね。
杉田 ご自身が日本語学校や日本の大学に通っていた経験から、生徒たちに即戦力となる力をつけてあげようとの思いで設立されたのですね。