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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

モジュールの小型化で 
あらゆる物を小さく!

 

小型化技術で日本の製造業を盛り上げたい

 
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川上 2017年4月現在、マイクロモジュールテクノロジーさんには、何名のスタッフさんがいらっしゃるのでしょう。
 
原園 立ち上げ時は私1人だったんですが、徐々に増えて25人になりました。
 
川上 順調な歩みですね。起業したときは、どのようなお気持ちだったのかお聞かせいただけますか。
 
原園 人生最大の大博打ですね。特にお客様の当てがあって始めた訳ではないので、ヒヤヒヤし続ける毎日でした。 それでも、自らの考えでスピーディに物事を進められるようになったのが嬉しかったですね。井の中の蛙でいるのではなく外の横のつながりを大切にしながら、大勢のパートナー様と共に歩んでいけることが何よりも楽しいです。
 
川上 パートナーさんというのは、取引先の企業さんのことでしょうか。
 
原園 それもありますが、それだけでなく大学の先生などもいらっしゃるんですよ。会社を立ち上げてから、近くにある横浜国立大学の先生方には大変お世話になってきました。以前勤めていた大手企業では、社内で基礎的な研究もしているので、開発のほとんどは社内で完結していたんです。今は小さな会社なので、必然ではあるものの、大学や県の研究機関などに協力していただきながら開発を進めています。外部との関わりを持ちながら常に新鮮で有意義なお付き合いをさせていただいていますよ。
 
川上 仲間が増えていくのは、嬉しいことですね。ところで、原園社長のようなお仕事は最新技術にアンテナを張り続けるなど、勉強が欠かせないでしょう。ご苦労も多いことと思います。
 
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電動バイク向けモジュール。大幅な小型化に成功!
原園 確かにおっしゃる通りです。でも、私には日本のものづくりを盛り上げたいという思いがあるんですよ。かつては国内にあった製造業の工場が、今では次々と海外へ移転しています。私は小型化を武器に、日本でしか製造できないような商品を生み出し、Made in Japanを復活させたいと思っているんです。
 
川上 マイクロモジュールテクノロジーさんの社内には、常に空気を清浄している立派なクリーンルームがあって、様々なモジュール製品をつくっていらっしゃいますよね。クリーンルームの維持にはコストがかかると想像がつきます。それでも挑戦し続ける原園社長からは、日本のものづくり復活に懸ける情熱を感じますよ!