千葉県船橋市の船橋市場で、主に食品の運送業を手がける有限会社魚吉水産。水産物の仲卸業から一般貨物の運送業に進出し、会社を発展させてきたのが2代目代表取締役の内海常年氏だ。そして現在、事業の舵取りを任されているのが、3代目にあたる専務の内海大輔氏。トラックの洗車や電話代に手当てを出すなど、スタッフのやる気を引き出す仕組みを導入し、結束力のある会社を目指して躍進を続ける2人に話を聞いた。
冷凍機付きトラックを導入し運送業界に参入
内海(大) 魚はもちろん、野菜や牛乳などの食品から建材まで、様々な荷物を扱っています。弊社では商品のお引き取りから倉庫での管理、そして配送まで一貫して取り組める体制をつくっており、保有するトラックは全て冷凍機付きの冷蔵車です。冷蔵車では常温の商品も運ぶことができるので、あらゆる荷物に対応できるんですよ。ちなみに、弊社のトラックの頭の部分は真っ赤なので、弊社の車だといつも一目で覚えていただいています(笑)。
川上 確かに魚吉水産さんのトラックは、とてもインパクトがありますね! 街中でも目立つでしょう。それに、魚吉水産という社名で運送業、というのもユニークです。
内海(大) 弊社では、ゆうパックの配送も請け負っていましてね。赤いトラックで配達をするので郵便局のようなのに、車体には「魚吉水産」と書いてある。それを見てびっくりする方も多いですね。
川上 確かに、見たら驚くでしょうね(笑)。