川口　はい、それを全て自社で施工しているので、徹底した現場管理ができているのが当事業所の強みです。資材の搬入・撤去、作業員たちの連携作業、安全管理など、工事を安全・着実に進めています。常に危険が伴なう仕事ですから、チームワークも大切にしなければいけません。
 
相原　大型建造物に携わる仕事なだけに、1つのミスが大きな事故へとつながる可能性もありますよね。
 
川口　そうなんですよ。だからこそ、現場では互いに声をかけ合い、状況を常に全員が把握できる状態にすることを意識しています。もちろん現場を離れているときには和気あいあいと楽しんでいますが、一度現場となれば、気を抜くことなく作業に集中することが求められるんです。そのメリハリも大事にしていますよ。
 
相原　安全管理を徹底していると、お客さんも安心できますね。お聞きしたところ、京都府鳶工業協同組合の講習も手がけられているとか。
 
川口　はい、各事業所の従業員の技術・能力向上を目的に足場組み立て作業の講習をやらせてもらっています。全て自己流での指導法ですので、本当に伝わっているかどうか不安になることもあります。しかし、今は自分のスキルアップのためにもやらせてもらっているんですよ。
 
相原　お話をうかがっていると、従業員の方々にも恵まれ、順調に歩んでこられている様子が伝わってきます。実際に起業からこれまでを振り返ってみて、いかがですか？