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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

設計・保守までフル対応
太陽光発電の熟練業者

10年以上にわたり塾を経営

 
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杉田 大学卒業後は太陽光発電の会社へ?
 
福田 いえ。光の屈折などを研究していた関係で、知識を活かすために現在のリコージャパンに就職しました。社会人としてのマナーから営業のノウハウまで様々なことを教えていただきましたね。「商品ではなく、自分を売り込む」との教えは、ビジネスマンとしての私の基礎になっています。
 
杉田 「自分を売り込む」というのは、どの商売でも大切なことですよね。社会人として素晴らしいスタートを切られたわけだ。
 
福田 ただ、会社員を続けるうちに、「自分の能力をもっと発揮したい」という気持ちが募ってきたんです。そんな中、取引先の大手学習塾の担当者から、八尾市の教室を引き継がないかというお話をいただきまして・・・。これはチャンスだと、両親に借金して塾経営に乗り出しました。20代半ばから10年以上は、塾の経営者として頑張っていましたよ。
 
杉田 若くして独立されたんですね。その決断力がすごいです!
 
福田 ちょうど受験戦争という言葉が出るくらい激しい進学競争が繰り広げられていた時期で、最盛期は100名以上の生徒を抱えていました。そうは言っても、今よりはおおらかな時代で、生徒たちを連れて釣りや遊園地に行くこともあって、楽しかったですね。でも、少子化で徐々に生徒数が減ってきた影響もあって、ソーラー事業の仕事をしようと決意したんですよ。
 
杉田 塾経営からソーラー事業って大きな変化ですよね。きっかけは何だったんでしょう?
 
福田勝
福田 自然エネルギーには昔から興味がありまして、自宅にソーラーシステムを設置したことです。実際に自分でデータを取ったら、いい数値を示しましてね。「やはり自然のエネルギーは素晴らしい」と痛感したわけです。
 
杉田 その時代に自然エネルギーに目をつけるなんて、人よりも感覚が10年以上進んでいますよね。
 
福田 最初は自宅に設置していたシステムのメーカーさんに入社しまして、営業職に就きました。35歳の時でしたね。入社1ヶ月目から、販売成績は良かったですよ。
 
杉田 それはすごい! その秘訣は何だったんでしょう?
 
福田 リコー時代の営業経験や塾経営で培ったコミュニケーション力をもとに、独学でノウハウを構築したことでしょうね。熱意を持って、そしてお客様の立場にたった営業をしました。あとは、実際に商品を自宅で使用しているから、実感を込めてお話できたのも大きいです。
 
杉田 それまでのご経験が全て活かされているところが素晴らしいです。それに、ここまでお話をしていて福田社長は誠実な方だと思いました。そういう人柄もお客様に安心感を与えていたんでしょうね。