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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 埼玉県出身。建築・設計の専門学校卒業後にゼネコンに入社。20歳で現場監督となる。その後大手ハウスメーカーに転職し、さらに経験を積み技術を磨いた。約20年勤めた後、知人と2人で輸入住宅の工務店を立ち上げ独立。現場監督一筋約40年のキャリアを通して1200件以上の新築工事、リフォーム工事、外構工事に携わる。2015年、地元埼玉で新たに(株)井原技建を起業し、現場カントク本舗を開いた。【ホームページ
 
 
 
住宅建設やリフォーム工事を取り仕切る現場監督。決められた予算・工期の中で、顧客の要望に沿った工事を進めるための先導役だ。「現場カントク本舗」を営む井原勉代表はこの道約40年の大ベテラン。顧客との打ち合わせ、職人や材料の手配、工事管理やアフターフォローまで責任を持って行い、顧客の要望を最大限叶える。そんな井原代表が大切にしているのは、関わる全ての人とのコミュニケーションだ。
 
 
 

理想の住まいに導くナビゲーター

 
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インタビュアー 宮地真緒(女優)
宮地 井原技建さんが運営されている現場カントク本舗さんは、新築工事やリフォーム工事、外溝工事までを手がけるそうですね。井原代表はどんなきっかけで建設の世界に入られたんですか?
 
井原 私が高校生の時にいとこが建設の勉強をしていて、「カッコいいなあ」と思ったのがきっかけですね(笑)。それで高校卒業後に建築の専門学校に通い、ゼネコンに就職しました。当時はビルや団地の建設ラッシュでしたから、とても忙しかったですよ。自宅に帰るのが1週間に1度なんていうのはザラでしたね。
 
宮地 大変なお仕事なんだなあ。でも吸収できるものも多かったのでは?
 
井原 おっしゃる通りです。なにせ中小企業でしたから、多くのことを自分たちでやらなければならず、自然と現場のあらゆる知識や技術を身に付けられました。毎日が勉強で、とても成長できたと思います。
 
宮地 井原代表の基礎がつくられた時期だったんですね。ゼネコンにはどれくらいまでお勤めされたんですか。
 
井原 25歳くらいまで働きましたね。その後ステップアップを考え、大手ハウスメーカーに転職しました。