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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

優れた製品と人材の力で
人工芝の魅力を広める

 

天然に近い商品や遮熱性の人工芝も登場

 
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本田 人工芝は天然芝と比べてグラウンドの温度が高くなりますよね。夏場は練習している最中に地面から照り返すような暑さを感じます。遮熱タイプが登場したのはとてもありがたいことですよ。
 
山田 一般的な人工芝は真夏は裸足で歩けないくらい温度が上昇しますからね。いっぽう、当社で扱っている景観性に優れた製品「クローバーターフシリーズ」には「遮熱45」という商品があります。これは従来の人工芝よりも約10℃は表面温度を下げられるんですよ。
 
本田 10℃も! それは大きな違いですね。触り心地はどうなんです?
 
山田 クッション性も良くフカフカです。でも、使用感や景観という点では天然芝と比べると少し物足りなさがあるかもしれません。そこでこれとは別に、使用感も天然芝に限りなく近づけた「イタルグリーンターフ」というイタリア製の商品も用意しています。価格は少し高めなのですが、充填材にヤシの木からつくられた天然素材を用いており、ゴムチップの充填材のような「ゴム臭さ」がありません。表面温度の上昇も抑制でき、グランドレベル仕様で耐用年数も10年と長い。これぞ人工芝の最高峰と言えます。
 
本田 暑くない、臭くないうえに天然素材なら環境にも優しいでしょうね。価格が高めということですが、通常の人工芝と比べてどれぐらい違うのですか。
 
山田 1.5~2倍くらいです。現時点ではゴムチップ仕様の施設がこの芝を導入するケースがほとんどですね。いっぽう、学校や幼稚園、保育園、一般家庭のお庭では手軽に導入できる「クローバーターフシリーズ」が普及しています。クローバーターフは今後、「nature」というゴムチップ仕様の新製品を展開する予定なんですよ。
 
本田 使用規模に合わせて商品が選べるわけだ。そう言えば、僕がサッカースクールで使用するグラウンドの人工芝は摩耗してきていて、管理会社が張り替えを検討しているところです。ただ、予算が厳しいらしくて(笑)。例えば、人工芝を御社から購入し、施工は自分たちで行うことは可能ですか?
 
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個人宅でも導入しやすいクローバーターフ
山田 申し訳ないのですが、あまりお勧めはできませんね。人工芝は「敷けばいいだけ」とイメージしていて、節約するためにDIY的に自ら施工される方が多いと思います。でも、実際は専門的な技術が必要です。ライン入れも簡単ではないですよ。一般家庭でも自ら施工して失敗してしまった例を私は、たくさん目にしてきました。
 
本田 単に敷き詰めればいいという考えではダメなんですね。失敗すると、どのような状態になるのですか。
 
山田 例えば一般家庭のお庭では土の上に防草シートを敷いて、人工芝をピンで止めるというやり方をすると、雨が降った後に穴から泥が上がってきて、人工芝がドロドロになります。水がひいた後も泥は残りますから、とても汚くなる。これではいかに美しい人工芝を購入しようとも意味がありません。