童心に返り本気で遊ぶ
サバゲーの魅力伝えます
名高 ということは、こちらは無難な定番商品ばかり扱うのではなく、わかる人にはわかるレアなアイテムも手間をかけて仕入れて、提供しているんですね。東海圏にとどまらず、全国でも目立つお店なんじゃないですか。ちなみに聞いたところでは、有冨代表はゲームフィールドの運営もなさっているそうで。
有冨 はい。「ゲームフィールドTOKI」という名前のフィールドを運営しています。一番の特長は、中途半端に人工的なセットを置くのではなく、ありのままの自然の中でゲームを楽しむことを追求している点です。定例ゲームも開催しており、30名くらい集まると、かなり盛り上がりますよ。
名高 崖とか沢とかを兵隊さんになりきって行軍すると、テンションが上がりますよね。子どもの頃に遊んだチャンバラごっこのワクワク感を思い出します。大の大人が童心に返って無邪気に遊べる機会は貴重ですよ。
有冨 まさにそれです! いい歳をした大人が山の中でほふく前進をしたり、泥だらけで崖を滑り降りたり、水しぶきを浴びながら沢を登ったりね。そういう非日常を心から楽しめる不思議な魅力が、サバゲーにはあります。目下の目標はゲームに200人を集めることです。
名高 200人! それだけ集まれば、敵と味方に分かれてお互いに基地を攻め落としたり、何かを奪取して勝利したり、いろんなゲームのバリエーションが楽しめそうだ。さぞかし盛り上がるだろうなあ。テレビ局が取材に来るかもしれませんよ。
有冨 そうなったらすごいです! 私にとってミリタリーショップの経営もフィールドの運営も最終目標ではないんです。目標はあくまで、「いろんな夢を、あきらめず、掴んでいく」というモットーを生涯実践し続けること。その実践がいろんな形で発信されて、人に伝わって誰かを元気にさせられたら、こんな嬉しいことはありません。
名高 ワクワクできる趣味、時間を忘れて夢中になれる趣味があり、しかもそれを仕事にできている。素晴らしいです。今後のご活躍を楽しみにしています。頑張ってください。
「仕事を楽しむ」とは‥
多くの人が人生のおよそ7割くらいの時間は仕事に当てていると思うんです。だから、仕事は「やらされる」ものではなく、やりたいことをやっていきたいですよね。プラス、「やらなければいけない」ことを、「やりたい」ことへ向けていく工夫も必要だと感じます。
(有冨博英)