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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

貴社の業績アップは熱血女性社労士にお任せ
社労士事務所あかつき労務 代表 八木暁子

 
プロフィール 秋田県出身。高校時代から理系を志望し、都内の大学に進学。卒業後は医療機器メーカーを経て自動車整備工場に就職。努力の末に整備士資格を取得し、約10年勤務した。後半は自身の出産・育児および郷里の父親の地方議会選挙を応援した経験から社会保険労務士の仕事に興味を持ち、介護事業所に転職。人事労務の現場を踏みつつ社労士資格の勉強を続け、合格。2009年にあかつき八木社会保険労務士事務所を開業した。その後、事務所名を変更して社労士事務所あかつき労務として事業を展開中。
 
 
 
企業の労働管理や社会保険に関する諸手続きを事業主に代わって行う 「社会保険労務士」。社労士事務所あかつき労務の八木暁子代表は、「経営者や従業員が働きやすい環境をつくるために、コミュニケーションが最も大事」 と語る。就業規則の策定にあたっては極力現場に出向き、各種公的助成金の申請に際しても企業の実情に即し最適な提案を行うなど、豊富な経験にもとづいた実効ある社労士業務が持ち味だ。
 
 
 

自動車整備士時代の経験と教わったこと

 
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インタビュアー 宮地真緒(女優)
宮地 ホームページで八木代表のご経歴を拝見して驚きました 。社労士になる前は、自動車の整備士もされていたそうですね。
 
八木 はい。高校時代は宇宙航空開発の分野を志望していたぐらい、バリバリの理系でして(笑)。大学は最終的に機械工学科に進み、卒業後は医療機器メーカーの生産開発部門に短期間在籍しました。それから自動車の民間車検工場に就職して、約10年間、自動車整備士として働いていたんですよ。
 
宮地 今で言う “リケジョ” ですね(笑)。それにしても、女性の整備士さんは珍しいと思います。
 
八木 クルマ業界は男社会ですから(笑)。でも、私がお世話になった車検工場は 「女性だから」 と差別するようなことはまったくなく、女の私を見習いから受け入れてくれて、整備士として厳しく育ててくれました。初めて1台全部の車検整備を任せられた時は嬉しかったなぁ。そこでは社会人として大事な心構えも一緒に教わって、当時の経験は今でも活きています。本当に感謝しています。
 
宮地 社会人としての心構えって、たとえばどんなことですか?
 
八木 「上司の悪口を言わない」 「探しものは口でせず、手と目でする」 「人にものを聞く時は、やれるところまでやってから聞く」 といったことですね。今は当時育ててくださった上司が代表を務めておられます。今でも時々工場に寄り道して、おしゃべりさせていただいてます。