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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 東京都出身。母親が美容室を営んでいたため、幼い頃からその姿を見て育つ。小学生の時にはすでに店に立ち、手伝いをすることもあった。高校卒業後、美容専門学校に進学し、資格を取得して地元の美容室に就職。しかし 「激流に揉まれて技術を身につけたい」 と池袋の大型美容室に移り、トップスタイリストを目指す。約10年かけてその目標をクリアし、2006年に埼玉県桶川市で美容室 「Spring(スプリング)」 を開業した。【ホームページ
 
 
 
母親も弟も美容師、自身も小学生の頃から美容師を志していた株式会社Springの並木龍輔代表取締役。長きにわたり美容業を究めてきた根底には 「好きな仕事をとことん楽しみたい」 という思いがある。その思いがスタッフやお客様にも伝わっているからこそ、競争の激しい業界で好業績を維持できるのだろう。パーマやトリートメント技術にも定評がある同店だが、それ以上に 「くつろげる店」 であることが支持されているのだ。
 
 
 

小学生から美容師を志す

 
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インタビュアー 宮地真緒(女優)
宮地 ヘアサロンスプリングさんでは、この周辺の店舗では導入されていないトリートメントを使用なさっているそうですね。
 
並木 はい。お客様の髪のコンディションに合わせて6種類を使い分けています。香り、仕上がりとも素晴らしい商品なので、「これが自分の髪の毛?」 と驚くお客様もいらっしゃって、ご好評をいただいております。
 
宮地 使用後の効果が実感できるのはいいですよね。並木社長は美容業界でのキャリアはどれくらいになるのですか。
 
並木 美容専門学校に入って以来この道一筋ですから、もう20年近くになりますね。母の手伝いを含めたらもっと長いかな?
 
宮地 ということは、お母様も美容師なんですか?
 
並木 はい。自宅の一角で美容室を営んでいました。母から美容師という職業を勧められたことは一度もなかったのですが、小学校の高学年の頃には店を手伝っていましたし、はっきりと 「美容師になりたい」 と考えていましたね。残念ながら母は他界してしまいましたが、その店を今は弟が継いでいます。
 
宮地 並木社長はお母様のお店を継ごうと思わなかったんですか。
 
並木 不思議とそのような気持ちは起こりませんでしたね。自分の力でどこまでできるか勝負してみたいと思っていましたし、30歳までには自分の店を持とうと考えていました。それで、最初は地元の美容室に勤めていたんですが、トップレベルの技術を学ぶために池袋の大型美容室に移ったんです。