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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

感謝の気持ちで走る
介護タクシー事業

 
 
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せんだ それは・・・大変なご経験をされましたね。
 
田中 息子が脊椎損傷になってからは、本当にたくさんの人たちにお世話になりました。特に地元、羽村市の福祉の方々にはいろいろと助けていただいています。だから今度は自分が恩返しをする番だと。それで介護タクシーを始めたんですよ。
 
せんだ そんなお気持ちが背景にあったとは。でも、まさか自分の息子が車イス生活になるなんて、思ってもいなかったでしょう。
 
田中 まったくその通りです。ただ、この経験を通して思うのは、事故は誰の身にも起きうるんだと。いつ何時、誰が事故に遭ってもおかしくない。だからこそ、健常者にはハンディを持っている人たちのことにもっと興味を持ってもらいたいんですよね。そして健康な人とハンディを抱えている人との壁がなくなる世の中になってほしいと思います。
 
せんだ 日本は欧米に比べ、ハンディを持っている人と一緒に生きることについての民度が低いんですよね。このあたり、変わるといいんだけど。介護タクシーの事業で大事にされていることについてもお聞かせください。
 
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田中 介護タクシーをサービス業と考え、利用者に喜んでもらえるよう努めています。たとえば季節ごとにキレイな花が咲いているルートをわざと通ってあげるなど、ちょっとした気遣いをしてあげたい。高齢者の方たちは非常に喜びますから。また現在では、視覚障害者のガイドヘルパーの資格も取得しようと頑張っています。そうやって少しでも、地域に恩返しができればと思います。
 
せんだ これからもぜひ、利用者に感謝される介護タクシー業を続けてください。応援しています。 
 
 
 

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バンビ介護タクシー

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