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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 東京都出身。大学在学中にセツ・モードセミナーに通い、デッサンを習得。大学卒業後にデザイン会社に入社した。1991年にロゴマークで定評のある企業に転職し、ロゴマークやパッケージなどを制作。1995年に独立して島村デザインを立ち上げた。デザイン業界では誰もが知るほどの知名度を持ち、クライアントの要望に応えるデザインを次々に打ち出している。
 
 
 
大手企業のロゴや商品パッケージなど、幅広い分野のデザインで活躍する島村デザイン。インターネットが発達し、デザインの依頼に低価格が売りのマッチングサイトを利用する会社も増えているが、「会社のシンボルになる極めて重要なデザインを、安さのみで判断してしまうのは危険だ」 とグラフィックデザイナーの島村武史氏は語る。デザインの可能性を追求し、数々の実績を積んできた島村氏に、優れたデザインの在り方やデザイナーとしての取り組み方をうかがった。
 
 
 

伝わりやすくインパクトのあるデザイン

 
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インタビュアー 吉井怜(女優)
吉井 島村さんは、主にどんなジャンルでデザインのお仕事をなさっているんですか。
 
島村 1つのジャンルに特化するようなことはしていないですね。ホームページのデザイン、商品カタログ、企業パンフレット、ロゴ、名刺。デザインならどんなものでもお引き受けしているんですよ。
 
吉井 幅広い種類のデザインを手がけているんですね。お仕事をするうえで意識していることってありますか。
 
島村 カタログやパンフレット、ホームページのデザインは、クライアントの用途に合わせ、印象に残るだけでなく、読みやすくわかりやすい内容を意識して制作しています。ネットショップのホームページをご希望される場合には、制作からショップの運営までアドバイスをし、トータルでサポートしています。おかげさまでどのデザインも好評を博しておりまして、やりがいがありますね。
 
吉井 インパクトがあるだけでなく伝わりやすいデザインなんでしょうね。こちらの明治大学付属高校100周年の記念ロゴデザインを見ると、確かにおっしゃることがうなずけます。とても素敵です! 
 
島村 それは2012年に手がけた仕事ですね。明大付属は私の母校なんですよ。