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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

わくわく感を大切にする
カウンセリングルームとスクール

 
 
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高橋 25歳の頃です。そこで心理カウンセリングを受けてみようと思いました。でも、「こんなことでカウンセリングに行っていいのだろうか」 とか、「そういう場所に出入りしているところを知り合いに見られたらどうしよう」 とか、いろいろなことを考えて実行できませんでした。やがて26歳で結婚すると、ますます精神的に不安定になってしまったのです。
 
川村 それは、どのような理由からですか?
 
高橋 結婚して仕事を辞め、子供を産んで東京から千葉に引っ越したのですが、住み慣れた場所や母親、友達と離れたことで寂しくなってしまったのです。人の目が気になり、常に他人から好かれていないと不安になる。そんな気持ちが爆発寸前になったんですね。それで27歳のときにカウンセリングを受け、さらに勉強する心を決めて、スクールに通い始めました。
 
 

心理学を学び
自分を大好きになる

 
川村 心理学を学んで、自分を変えることができましたか?
 
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高橋 そうですね・・・。実は、最初は心理学を受け入れられませんでした。特に 「無条件の受容」 という考え方ですね。これは人のことを 「かっこいいから好き」 とか 「やさしいから好き」 と思うのではなく、存在そのものが好きだと思って関わりましょう、という考えです。でも、当時の私には嫌いな人がたくさんいたし、そんなことは絶対に無理だと思っていました。
 
川村 確かに、すごくハイレベルな課題ですものね。
 
高橋 そうですよね。でも、心理学を学んでいくうちに、「あの人が嫌い」 というのはつまり自分を見ているのだということに気付いたんです。たとえば、時間にルーズな人が嫌いだとしたら、それは時間にルーズな自分をその人に投影して嫌っている、ということになるのです。私は他人ではなく自分自身を嫌っていたのだということが、心理学を通じてよくわかったのです。
 
川村 心理学を学ぶということは、自分を見つめる方法を学ぶことなんですね。
 
高橋 はい。心理学を学ぶと自分が大好きになり、嫌いな人もいなくなります。また、心理学を知ると楽観的になれます。何か悩みがあったとしても、大抵の問題は乗り越えられるものだということがわかるのですね。
 
川村 でも、一般的にカウンセリングルームは入りづらい雰囲気がありますよね。
 
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高橋 残念ながら、その通りです。ですから、私のカウンセリングルームは雰囲気をとても大事にしています。このような場所のことを、よく 「癒しの空間」 と言いますよね。確かに癒しは大切ですが、現実と癒しのギャップがあまりにも大きいと、人をダメにしてしまうと思うのです。私のカウンセリングルームは、癒しよりも 「わくわく感」 を大事にしています。ネイルサロンやカフェのように気軽に入ってもらえる、カジュアルな空間でありたいと考えているからです。