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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

マルチなスキルを社内に蓄積
職人気質のディスプレイ施工業

 
 
平井 当時は社員が5人しかいなかったのに仕事の量が増えたのだから、コントロールできる範囲内とはいえ、多少無理をしていたのは確かです。ただ、要は信用されていないんだな、と思いましたね。だから私のやり方は完全否定。私が借金問題を抱えていたせいもあったと思いますが・・・。
 
 

1日16時間働き、4年で借金を返済

 
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相原 借金というのは、会社の負債のような・・・?
 
平井 いえ、個人的な借金です。酒や競馬で大きな借金を作ってしまい、手元に給料が残らない状態だったんですよ。しかし、冷静に考えたときに「このままじゃダメだ」と思い、2000年頃から性根を入れ替えて本腰で仕事に取り組みました。仕事を増やせば給料も増えるわけですから、何もかも捨てて仕事一筋。1日16時間働きました。楽しいとは言えませんが、充実していましたね。
 
相原 1日16時間! その生活を何年続けられたんですか?
 
平井 4年間です。あの4年間があったからこそ今の私があると思っています。ふりかえると、借金は私の財産になったと思いますね。
 
相原 でも、借金を背負い、返済できたと思ったら急に会社を任されたわけで。大変でしたでしょう。プレッシャーは感じませんでしたか。
 
平井 もともと楽天的な性格なので、特にプレッシャーはありませんでした。今でも、「10人の社員を食わせているんだな」 と時々思う程度で。逆に言うと、それだけ社員が頑張ってくれているんです。皆には本当に感謝しています。
 
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相原 景気が悪い中で御社は業績を伸ばしておられますが、その理由は何だと思いますか。
 
平井 それは、社員全員が残業もいとわず、チームワークを発揮して頑張ってくれたからですね。当社はいわゆる営業活動はしていないので、仕事はすべて人付き合いの結果から生まれます。リーマン・ショック以降は厳しくて、来た仕事は断らず、とにかくどんなものでも引き受けて、がむしゃらにやっています。
 
相原 営業には頼らないところは、先代の職人気質を引き継いでいるのかもしれませんね(笑)。
 
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▲ジャパンディスプレイセンターのホームページ
はこちら
平井 それから、4年前から開設しているホームページの効果も大きいですね。ホームページを通じて取引が始まったお客様が既存のお客様の2倍くらいにもなるんですよ。
 
相原 ホームページを持っていても、実際の仕事に繋がっている会社は意外と少ないようです。御社のホームページは見やすくて、効果があるのもうなずけます。