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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

介護する側もされる側も
負担が軽くなる移乗用ボード

 
 
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五十嵐 それは、介護用品ビジネスに携わるうえでまさに一番大切な志ですね。
 
小山 はい。お金に対する捉え方も変わりました。以前は自分が何かを消費するためのツールだと思っていましたが、いまは、単にモノを買うためではなく、企業として何かを生み出して、存続させるためのものと捉えています。ゲームのコインみたいな感覚ですね。
 
五十嵐 精力的に活動されている小山代表ですが、仕事に対する原動力はどこから来るのですか?
 
小山 人に必ず喜んでもらえるもの、世の中の役に立つものを作っている実感がありますから。私はいつも二人に対して 「3つのことを大切にしましょう」 と言っています。「一流を目指すこと」「人の役に立つこと」「相手を尊重すること」 です。
 
五十嵐 シンプルですけど、実は徹底するのが難しいテーマですよね。
 
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小山 ええ。だから常に 「現場目線を大切にしているか」「一流と胸をはれる商品を作っているか」 を問いかけ合っています。しかも、「一流」 の基準はどんどん変わる。それは世の中が進歩しているからですよ。会社設立から半年が経って、私たちも自分たちの成長を実感しています。50歳を過ぎても、なお 「伸びしろ」 があることが、とっても嬉しいです。
 
五十嵐 では最後に、今後の目標をお聞かせください。
 
小山 「らくらくボード」 をもっともっと普及させて、介護現場に欠かせないツールになるように広めたいです。そして、もっと将来的には、高齢者自身が自立して一人で行動できるようになる商品を開発したいです。例えば、足腰が弱っても入れる段差のないお風呂とか、トイレにそのまま入れる車いすなどのデザインを、すでに始めているところです。
 
五十嵐 これからも介護の現場がもっと明るく、もっと楽になるツールを開発されてください。本日はありがとうございました。
 
 
 
 :: 会社概要 :: 
   ■ 社名 VECTOR 株式会社
 ■ 本社 〒145-0071 東京都大田区田園調布1-10-3-102
 ■ 事業内容 介護用品企画・製造・販売/商業デザイン・工業デザイン
 ■ 設立 平成22年 4月
 ■ 従業員数 3名
 ■ 主な取引先 株式会社ランダルコーポレーション/ダイシン百貨店/ライフネット株式会社/花岡車輌株式会社/介護センター花岡/南部薬品株式会社/きょうりつ福祉用具センター/専門学校アートカレッジ神戸/中国コイケ株式会社/株式会社チーバ
 ■ URL http://vector111.com/