NEVER GIVE UP！
夢に向けて走るカートショップ
ローズ 実は私も、Ｆ-１レーサーになりたかったくらいのスピードマニアなのですよ（笑）。今すぐでもそのサーキットを走ってみたいですが、さすがに女性の方は少ないですよね。
伊勢田 女性のカート愛好者は意外に多いですよ。当スクールでも全日本選手権クラスに出場する女性が増えていまして、しかも、結構、速いんです。女性のほうが度胸が据わっていて、競っている時も接触を恐れず前に出ようとしますからね（笑）。
レディースカート試乗会にて。ガレージCでは
女性入門者も大歓迎だ。
ローズ たくましいですね～。でも、気持ちはよくわかります（笑）。秋ヶ瀬サーキットでは大人も子供も男性も女性も関係なく、レースを楽しんでいるのですね。うらやましいな。
伊勢田 どんどん愛好者が増えていますね。趣味として始められた方にお伺いすると、一般のスポーツでは味わえないスピード感と緊張感があるとおっしゃいます。レースの緊張感は格別のものがありますから、一度味わうとやみつきになりますよ。
胸に誓ったゴールに向け走り続けた
ローズ 伊勢田社長は、ご自身もレーサー出身なんでしょうか。言葉の端々にスピードへの郷愁が滲み出ているのを感じます。
伊勢田 ビンゴです（笑）。私が中学２年生の時にフジテレビがＦ-１中継を始めまして。レーサーに憧れて、レースを始めました。
ローズ ご両親には反対されたんじゃないですか？
伊勢田 されましたねぇ。まだ一般の方は 「Ｆ-１って何？」 という時代でしたから。それでも私は、高校生になってから一生懸命アルバイトして、35万円くらい貯めてカートを買いました。幸いにも兄がクルマ好きだったので、購入の際に必要な保護者の同意やヘルメットなど装備品の確保に協力してくれました。大いに助かりました。
ローズ では、その頃から秋ヶ瀬サーキットで練習をされていた？
伊勢田 いえ、当時は神奈川に住んでいて、大井松田にあった 「ガレージ茶畑」 に所属してそこのカートランドで練習していました。それで、高校２年生の時に地方のサーキット・レースに出場したのですが、最初の２レースとも予選落ちしてしまって。負けず嫌いだから、とにかく悔しくて、悔しくて･･･。それから４ヶ月、学校もさぼって練習に明け暮れました。
