B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 福島県出身。少年時代から車が好きで、整備工場のアルバイトも経験。成人後は警察官から転職して旅行代理店に勤め、葬儀の送迎業、ロケバスのサービスを経て旅行代理店を開業した。外国人の富裕層相手のバスツアーで事業基盤を固め、海外の要人輸送、さらに現在はウェディング・レンタカーも提供。バリアフリーリフトを大型バスに導入するなど、一旅行好きの視点からの細やかなサービスが特長である。
 
 
 
観光バスやレンタカー事業を手がける彩京リムジン。代表取締役の山下浩幸氏は、中学生のころからの筋金入りの車好きで、パトカーに憧れて警察官になり、旅行業に転職したという異色の経歴の持ち主だ。以来、大型観光バスにバリアフリーリフトを導入したり、結婚式をあげたカップルにポルシェを貸し出したり、時代を読んだサービスを展開している。常に感謝の気持ちを大切にし、「親切・丁寧」 をモットーとする山下氏に、事業の取り組みなどのお話をうかがった。
 
 
 

国内初!
バリアフリーリフト導入の大型観光バス

 
20100728_k0168g_01.jpg

インタビュアー さとう珠緒(タレント)

さとう 本日はよろしくお願いします。初めに、彩京リムジンさんの事業内容から教えていただけますか。
 
山下 はい。当社は旅行代理店ですが、自社でバスを8台所有して、旅行の企画や運行、送迎事業などを展開しています。国内で初めてバリアフリーリフトを導入した大型観光バスも持っているんですよ。障害者の方が車イスのままバスに乗れて、座席に移る必要がなく、車イスに座ったままで旅を楽しめるバスなのです。
 
さとう 障害者の方は嬉しいでしょうね。そのようなバスを導入しようと思ったきっかけは?
 
山下 従来の観光バスでは、車イスの方がいたら皆で抱きかかえて乗せ、座席に座らせればいいと考えられてきたのですが、それでは周りの方にもご本人にも負担がかかって、楽しい旅になりません。やっぱり、車イスのまま楽に乗れて、そのまま旅に出られたほうが気分がいいだろうと考えて、このようなタイプのバスを入れたのです。
 
さとう お客様を思いやる気持ちからの工夫だったということですね。