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◆移動しながら食と観光 
 話題のフードツーリズム

 
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観光と食を楽しむレストランバス(写真は2号車)
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レストランバスで新しい形のフードツーリズムを体験
豊かな四季があり、折々の美しい景色が楽しめる日本。季節ごとに旬の食材があり、各地域で特産を活かした独自の食文化を築いているのも特長です。近年では、こうした観光資源を活かし、地域ならではの食を楽しむ旅「フードツーリズム」の人気が高まっています。
 
そうした流れを受けて、地域色あふれる絢爛な内外観の列車で、景色を楽しみながら土地の味覚に舌鼓を打つ“おもてなし列車”が各地で話題になっているのをご存じの方も多いでしょう。線路沿いの景色は、鉄道の旅の特権。いっぽうで、公道を走るバスの旅なら、地域のリアルな空気感を、より身近に、肌で感じられるのが魅力かもしれません。
 
移動ソリューションを提供することで知られるWILLER株式会社。実は、WILLERが開発した「レストランバス」が2016年春より全国各地で運行中です。地域に広く点在する“食”と“観光”を移動しながらつなぎ、風景と共に旬を味わい、その土地での交流を楽しむ。新しい形のフードツーリズム、レストランバスの旅をご案内します。
 
 

◆全国各地を走りながら 
 旅行者と地域をつなぐ

 
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生産者と触れ合い、地域を知ることで新しい感動が生まれる
そもそも、魅力的な場所が多いのに交通手段がないという、観光における大きな課題を抱えている地方は少なくありません。その問題を解決すべく、地域の魅力的なスポットを結ぶ交通と、人の交流を生む“食”をかけ合わせた画期的な移動サービスとして誕生したレストランバス。「知らない人同士が出会い、新しいエモーションが起きることで人生は豊かになる。“移動”と“食”の融合により、生産者や地域の人々、初めて見る食材、そして料理との出合いを創造し、旅行者に新たな感動体験を提供したい」という思いが込められています。
 
日本初となるレストランバス1号車は、バスの1階にキッチンを設け、2階には25人が着席可能な対面式の座席とテーブルを配した、まさに走るレストランといった仕様。さらに、透明の天井は開閉式となっており、天気のいい日はオープントップで解放感抜群の中、食事や風景が楽しめます。1号車は、2016年4月に新潟県から運行スタート。酒蔵見学や福島潟周遊といった観光と収穫体験がコースに盛り込まれた充実のプランで、大好評のうちに同年7月31日の終了日を迎えました。
 
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バスの2階席がレストランスペース
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1階のキッチンは充実の設備!
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移動しながらできたての料理が味わえる
 
その後も、レストランバスは東京や沖縄、熊本、京都、島根、など各地で運行を実施。また、2017年4月には、日本の「祭り」をテーマにした2号車、同年12月からスタートした京都での運行に際しては京都の魅力を発信していくことを目的に老舗料亭を意識したデザインの3号車も登場しました。2016年4月のスタート以降、全国各地で運行を続けるレストランバス。食を楽しむ旅行者たちと食を提供する地方の人々をつなぎ、新たなエモーションを生み続けているのです。
 
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2017年4月に運行をスタートした2号車は「祭り」がテーマ
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花火のデザインが目を引く2号車外観
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京都らしい、しっとりとした和の風情を感じる3号車
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和のイラストでラッピングした3号車は京都の景観にマッチ
 
 

◆2018年も見逃せない 
 レストランバスの旅

 
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新潟はシェフと旅する注目のツアーも運行
レストランバスは2018年も全国各地を走ります。4月1日から6月いっぱいにかけては、レストランバスがスタートした新潟で運行中です。毎週金曜日は、国際貿易港としての新潟港の歴史に触れられるコース。土曜日のランチは酒蔵、ディナーはワイナリーを巡り、美酒と共に新潟の旬を味わいつくすガストロノミーツアーを毎週運行しています。そのほか、日曜日には新潟を代表する料理人と旅するスペシャルなコースも加わり、前回以上に魅力的なラインナップとあって、見逃せません。
 
また、2度目となる北海道のツアーも、4月末から9月30日まで実施中。レストランバス1号車が、広大な北海道の自然の中を走ります。エリアは札幌、函館、網走とわかれており、それぞれダムや夜景、五稜郭に牧場、オホーツクなど、見どころが満載。料理もフレンチにイタリアン、創作和食と趣向を凝らした内容となっており、一度体験すれば、エリアを変えて何度も参加したくなってしまいそう。
 
この新潟と北海道のツアー以降も、各地でのツアーが期待されるレストランバス。ほかでもないレストランバスだからこそ実現する観光と食を通じ、今後も新たな地域の魅力を引き出していきます。美しい景色と生産の現場を巡る体験は、食事をより豊かなひと時に変えてくれるはず。ガイドブックにはない、特別なフードツーリズムを体験してみませんか。
 
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レストランバス
ホームページ
http://sp.willer.co.jp/restaurantbus/
 
 
 
 

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