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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

訪問歯科診療を中心に 高齢者の幸せを追求!
GMネットワーク 代表 北辻公啓

 
プロフィール 大阪府出身。子どもの頃から野球に打ち込み、プロ野球選手になることを目指して、学業修了後も地元のクラブチームで汗を流す。結婚を機に就職し、土木会社の現場監督や酒の卸会社の営業などを経験。野球と同じ情熱を持てる仕事を探す中で、訪問歯科診療サービスを知り、送迎兼アシスタントとして働くように。大きなやりがいを感じ、5年間経験を積んだ後に独立。2015年にGMネットワークを開業した。【ホームページ
 
 
 
体力の衰えや病気・障害で歯科医院に通えない。そんなときに受けられる訪問歯科診療サービスを手がけるのが大阪府八尾市のGM(ジーエム)ネットワークだ。高齢者施設の入居支援や生前・遺品整理から空き家の処分まで、介護と福祉の分野で多彩な事業を展開する北辻公啓代表。プロを目指して野球に情熱を注ぎ、ようやく打ち込める仕事を見つけ独立するまでの歩みや、高齢者と家族の快適な暮らしを支援する姿勢についてお聞きした。
 
 
 

プロを目指し野球に打ち込むも27歳で区切り

 
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インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
狩野 大阪府八尾市を拠点に躍進中の、GMネットワーク、北辻代表にお話をうかがいます。介護や福祉の分野で、とてもユニークな事業を展開されていますね。
 
北辻 ええ。訪問歯科診療のサポート事業と高齢者施設入居支援事業、遺品整理・生前整理やお部屋の片付け、空き家など不動産活用のご相談事業の3本柱で展開しています。最初に手がけたのは訪問歯科診療です。その後、利用者様からのご要望で次々に事業が広がっていきました。
 
狩野 なぜ、そのような拡大が可能だったのか興味が湧きます。ぜひ、北辻代表のご経歴を教えていただけますか。
 
北辻 はい。私は八尾市で生まれ育ち、2024年現在44歳で狩野さんとほぼ同世代です。実は、もともとプロの選手になることを夢見て大学まで野球に打ち込みました。卒業後も働きながら地元のクラブチームで汗を流してきたんです。ただ、結婚し子どもも生まれたため27歳で区切りをつけると決断しまして。それでも土日はグラウンドに行けることを条件に本腰を入れて就職先を探しました(笑)。
 
狩野 まさしく野球に情熱を捧げてきた青春時代ですね。就職先はどのようなところだったのでしょう。
 
北辻 親の知り合いが経営していた土木会社で現場監督になりました。ただ、なかなか仕事に意欲が湧かなかったんですよ。その原因の一つが、野球以外の分野におけるコミュニケーションに自信がないことだと気付き、あえて営業に挑戦しようと決意しまして。ただ、その会社では営業の人数は足りていると言われたため、別の会社で挑戦することにしたんです。同じ業界の会社に転職して営業職に就き、2年後にはお酒の卸会社に移りました。