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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

看護師が予防医学を発信
健康・美容の両方を支援

 

長い人生をずっと元気でいられるように

 
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矢部 今年2024年が本格始動の年とうかがっています。長く病院にお勤めだった松本代表が、そもそもどんな理由で起業しようと決意されたのでしょうか?
 
松本 私が見てきた医療に足りないものを、自分の知識と経験で少しでも補えないかなと考えたんです。病院勤務は患者様の看護にかかりきりですから、今までと違うことをするために思い切って独立しました。
 
矢部 その“医療に足りないもの”というのが予防医学ですか?
 
松本 はい。お医者さんはもちろん医学に精通されているものの、病院の役割上、治療医学の範囲で仕事をされています。予防が大事なことは承知していても、病院を訪れる患者様が今必要としているのは、病気や怪我の治療だからです。
 
矢部 病院には基本的にどこかが悪くなってから行きますからね。仕方がないと思う反面、予防が後回しというのは確かに妙な話です。
 
松本 おっしゃる通りで、病気になってからしか診ることができない、予防にまで手が回らないことに医療の限界を感じていて、それが私を起業に駆り立てました。もっと予防に力を注げば、いくつになっても入退院を繰り返すことなく、元気に生活できる人を増やせるはずなんです。今後、医学の進歩で寿命が延び、人生が長くなればなるほど、予防の重要さに注目が集まるでしょう。
 
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矢部 そうですよね。90歳や100歳まで長生きできたとしても、元気じゃなかったら、良くない言い方ですけれど、“ただ生かされているだけ”になってしまう気がします。最近よく耳にする健康寿命という言葉も、きっとそうした不安があるから皆さん関心を持つのでしょうね。ではあらためて、松本代表に相談するとどんなアドバイスが受けられるのか、教えてもらえますか?
 
松本 例えば、子宮頸がんという病気があります。最近は若い人にも急増していて、ウイルスが主な原因に挙げられています。子宮頸がんそのものについてではないのですが、一つ知っておきたいのは、女性は体内に取り込んだ毒素が最終的に子宮に溜まりやすいということです。そのため、普段から食生活などに気を使うことで、女性がかかる病気のリスクを下げることにつながります。
 
矢部 問題は、何を食べるのが良くて何が体に悪いのか、情報がたくさんあり過ぎて判断に迷ってしまうことですよね。