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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

怪我の原因を可視化する
エコー検査と独自の施術

 

トレーナーとして地域の若い競技者を支える

 
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亀山 日本の野球界を見ても、指導者の多くが選手の体のケアに一切関わることがなく、実際、プロでさえアイシングぐらいしか知らない人もいます。ですから、もっと現場も怪我への意識を高める必要があると思いますね。
 
山村 とても共感できます。スポーツでの怪我の施術について補足すると、どんな場面で怪我をしたのかを知ることも重要です。当院には施術用のベッドを置いたスペースのほかに、簡単な運動ができる場所もあるので、例えば、実際にバットを振ったりボールを投げたりしてもらい、痛みを再現させるんです。そうすれば、施術を重ねる過程で痛みに変化が出ているかを確かめられますし、再び怪我をしないための動作を学んでもらうこともできます。
 
亀山 それで大きな鏡やティーバッティングの道具が用意されているんですね。ところで、山村院長には県下の高校運動部のトレーナーという、もう一つの顔があるそうですね。
 
山村 はい。大阪の接骨院で修業していた頃、高校時代の野球部の監督さんにお願いしてトレーナーにしてもらったのが最初でした。その後、陸上やサッカー、バレーボールの活動にも関わりましたが、今は野球だけで3校担当しています。3つ掛け持ちなのでそれぞれ月1回ケアにうかがう程度ですけど、少しでも高校生の助けになれていたら嬉しいですね。開業した直後には、城東高校野球部の選抜出場にも同行したんですよ。まだお祝いにいただいた花輪もあるのに、2週間も休んでしまいました(笑)。
 
亀山 よく行きましたね(笑)! でも、地元の子どもたちを陰ながら支えているという実績は、山村院長の信頼を確実に高めてくれると思いますよ。では最後に、今後の目標を教えてください。
 
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山村 接骨院の開業は、私が目指すものへの第一歩でした。次は、ここよりもっと広い運動スペースがある施設を設けて、怪我の予防に役立てること。そして、最終的にはデイサービスの拠点をつくり、利用される方が運動と施術、介護をスムーズに行き来できるような仕組みを確立したいと考えています。実現がいつになるかはわかりませんが、こつこつと準備を積み重ねていくつもりです。
 
亀山 デイサービスまで視野に入れれば、年齢を問わず幅広い人たちのニーズにしっかり応えられますね。スポーツも今は学生のみならず、大人の草野球や草サッカーも盛んですから、怪我への対応と備えは必須です。この課題に山村院長が率先して取り組んでいかれることを、私も応援していますよ!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
好きなこと、興味のあることをとことん追求して、それを患者様に還元することで、感謝の言葉をいただける。その瞬間が嬉しいですし、とてもやりがいを感じますね。
(山村颯)
 
 :: 事業所概要 :: 
  ■ 事業所名 やまむら接骨院
■ 所在地 〒771-1201 徳島県板野郡藍住町奥野字乾131-1
■ 事業内容 接骨院運営
■ 設立 令和5年3月
■ ホームページ https://www.yamamurasekkotsuin.com/