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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

人気食品を開発・製造 社会に新たな価値を提供
アサヒ物産株式会社 代表取締役 大西能久

 
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インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 兵庫県加古川市を拠点とした食品の総合商社であり、またデザート生産を行う食品メーカーとしての顔をお持ちのアサヒ物産株式会社さん。看板商品の果香音-かかお-のクロワッサン鯛焼きはコンビニなどでもよく拝見する人気商品ですよね! 企画から販売まで手がける総合食品商社にまで事業を大きくされてきた、大西社長のこれまでの歩みから聞かせてください。
 
大西 私は大学時代から、言われた通りのことをこなすだけでなく、自らビジネスに挑戦したいなという思いがありました。当時、アルバイトしていたときの勤務先の社員さんから声をかけられ、ギフト販売の会社を立ち上げることになりましてね。自分たちで会社を経営するおもしろさを知り、いろいろなご縁やつながりを持つ機会を得ました。さまざまなチャレンジを続け、気付けば自販機事業から卸事業、デザート生産事業まで展開する企業に拡大していたという感じです。
 
濱中 なるほど。商社として企画・販売するだけでなく、製造にも力を入れるようになったのには何か理由があるのでしょうか。
 
人気商品の果香音-かかお-のクロワッサン鯛焼き
人気商品の果香音-かかお-のクロワッサン鯛焼き
大西 さまざまな事業を手がける中で、私たちならではのオンリーワンの商品を見い出す必要を痛感しました。他社も扱うことのできる商品を販売するだけでは、結局、価格競争に終始してしまいます。弊社だけの唯一無二の商品となると、自ら製造するのが一番だと考え、デザート生産事業に注力してきたんです。徹底したリサーチを行い、4年前に販売を開始した果香音-かかお-のクロワッサン鯛焼きはおかげさまで人気商品となりました。先ほど濱中さんがおっしゃったように、看板商品として全国のローソンで販売されるなど順調に売り上げを伸ばしています。常温での賞味期限が28日というのも、他に類を見ない利点だと自負していますよ。