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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

本物の介護を提供する
福祉業界の先駆的企業

 

若者に福祉業界への興味を持ってもらいたい

 
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会社の前には幹部が所有する高級車が並ぶ
矢部 そういえば、先ほどこちらにお邪魔する際に、会社の前に高級車が何台も並んでいたのが気になりました。あの車はすべてCOCOlO GROUPさんが所有していらっしゃるんですか?
 
佐藤 ええ、当グループ幹部の所有車です。ああいう風に何台もの高級車がとまっていたら、一見すると福祉に携わる会社だとは思わないですよね。でも、実はあえて人目を引くために並べているんですよ。あれらの車があることで、ここがどんな会社なのか気になって訪ねてくる若い世代の方が多いんです。中には、写真を撮らせてくれませんかと来てくださる方もいるんですよ。
 
矢部 確かに、あれだけ高級車があると目立ちますし、一体どんな会社なのか興味をそそりますね。
 
佐藤 ええ。それで少しでも興味をもって来てくれた若者たちに、「当グループで頑張って働いたらこんな高級車にも乗れるようになるよ」と勧誘することもあるんですよ。実際、高級車に乗れるようになったスタッフがたくさんいます。先ほども言ったように当グループでは介護スクールも運営していますので、業界未経験でももちろん問題ありません。やる気さえあれば誰にでも門戸を開いています。
 
矢部 なるほど。よく普段の日常の中で、デイサービスなどの事業所名が書かれた送迎用の車がとまっている光景を目にします。でも、そのような事業者名や会社名を出さずとも、ああした車がいわば広告塔の役割を果たしているわけですね。しかし、高級車ばかり並んでいて、一見してどんな会社かわかりにくいというのは、事情を知らない人たちの中で良からぬ噂が立つおそれもあるのではないでしょうか?
 
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佐藤 そうですね、そのような見方も当然あります。ですが、私は若者たちに、福祉業界に対して夢をもってもらいたいんですよ。ねたみやひがみの気持ちを持ってもらえることが、会社が成長している証だと思えますからね。福祉業界に限らずではあるものの、近年では少子高齢化の影響もあって、若い世代の人材を確保するのがなかなか難しくなっています。さらには、介護職というと、一般的に重労働で賃金も低いというイメージがあり、余計に若者が集まりにくいのが現状なんです。だからこそ、実際は働きやすくて待遇も良いのだと周知する必要があります。しかし、それをただストレートに伝えようとしても、同業他社との競合の中で埋もれてしまいかねません。そこで、当グループでは他社との差別化を図るために、子連れでの出勤もOKにしています。
 
矢部 それはすごい発想です! 確かに若い世代に向けてのアピールとしては、与えるインパクトも大きいですよね!