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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

ママ・パパ・地域を支援 助産師のいるケア施設
一般社団法人ファミリーケアセンターMOM/助産院MOM 代表 岡垣裕美

 
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インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
狩野 兵庫県淡路島の中央、洲本市にある一般社団法人ファミリーケアセンターMOM(マム)さんが運営する助産院MOM。こちらはお産を取り扱わない助産院だそうですね。アットホームな雰囲気の一軒家で、産前産後ケアが受けられる施設だとうかがいました。まずは、岡垣代表の歩みをお聞かせください。
 
岡垣 私は2000年頃に、大阪府からこちらの淡路島に移ってきました。そして、勤めていた市役所で母子保健の担当となり、助産師としてママさんたちをサポートする忙しい毎日を送っていましてね。やりがいはあったものの、一人ひとりのママさんと丁寧に向き合うには時間が足りないなと感じるようになりました。
 
狩野 そこで、この施設を立ち上げられたのですね。
 
岡垣 ええ。また、洲本には安全にお産ができる病院がありますから、あえてお産にこだわらず、産前産後のケアや子育て支援ができる助産院を立ち上げ、幅広く皆様を支えていければと考えたんです。そこで、昨年2022年10月に法人を設立し、今年2023年3月に産前産後の対応ができるケア施設を開院しました。
 
狩野 確かに最近、マタニティブルーや産後うつなど、産前産後のメンタルヘルスが注目されるようになってきています。不安を抱えるママさんたちにとって、まさに望んでいたサポート施設だと言えますよ。ちなみに、MOMさんではどのようなケアや支援が受けられるのでしょう。
 
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岡垣 宿泊型や通所型、ご自宅を訪れる訪問型などママさんのご要望に合わせたさまざまなケアプログラムを提供しています。産後は出産の疲労もありますし、頻回授乳でまとまった睡眠が取れないママさんが多いんです。ですから、ゆっくり休んでいただくため、赤ちゃんや上のお子さんのお世話をすることもあります。ほかにも、淡路島の幸を使った美味しいお食事の提供やエステや整体まで、ママさんがリラックスして過ごせるサービスをご用意していますよ。