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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

飼い主にも動物たちにも
親身に向き合う動物病院

 

幼少期から育まれた動物への温かな思い

 
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石黒 ここまでのお話をうかがって、皆本院長の動物たちへの思いや桜の森どうぶつ病院さんの取り組みなどがよくわかりました。それにしても、皆本院長がここまで動物たちに親身になる理由とはなんでしょうか?
 
皆本 それはやはり、小さな頃からとにかく動物が大好きだったことですね。車にひかれて道で倒れている野生動物などの姿を見て、そのような動物の命を救いたいと思うようになったんです。
 
石黒 幼少期から優しい心をお持ちだったんですね。私の子どもたちも小さな頃に、よく傷ついた動物を拾ってきまして。私も一緒に保護してあげて、自然に返すまで育てたこともあったんですよ。ですから、何か近しいものを感じますね。
 
皆本 そう言ってくださると嬉しいですね。実は、私は小学四年生のときに、将来は獣医師になるんだという漠然としたイメージを抱いていたんです。それ以来、動物への愛着や命を大切にしたいという思いが強くなり、こうして現在に至っています。
 
石黒 小さい頃の夢をこうして叶えたというのはすごいですね! もともとご両親のどちらかが獣医師でいらしたんですか?
 
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皆本 いえ、両親ともまったく違う職業だったんですよ。特に父親は根っからの自由人でして(笑)。一度大学を卒業したあと、社会人になってから別の大学で学び直したり、演劇を勉強したり、ある日、北海道でジャガイモ農家を募集しているという張り紙を見つけて、父の両親には何も言わずに単身で北海道に渡って農業していたこともあったそうで(笑)。
 
石黒 えー! それはすごくアグレッシブなお父様ですね(笑)。
 
皆本 ええ。その後、私が生まれてからは養豚場を経営していたものの、私が高校生になった頃に、豆腐店を開業したこともありましたね(笑)。それくらい父が自由にやりたいことをやっていたので、私自身も私がしたいことを自由にして良いんだと思い、獣医師を目指したわけなんです。
 
石黒 とてもユニークな経緯ですね! 私の子どもたちも、私と夫が音楽関係者で、自宅にスタジオや楽器もあるのにまったく興味を示さず、それぞれ自身が好きなことを仕事にしています(笑)。それにしても、皆本院長とお話ししていると、親しい友人に相談するような安心感がありますね。気難しい獣医師の方だと、圧を感じてしまってなかなか思うように相談できないことも少なくないと思います。私は愛犬を亡くしたあと、8年ほどペットロスを経験しました。でも、皆本院長のような方がいたら、心が救われる飼い主さんも多いのではないかと思いますよ。なんだか皆本院長が、飼い主さんにも動物たちにも好かれる理由がわかった気がします。これからも多くの飼い主さんと動物たちを救ってあげてくださいね!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
何と言っても、自分自身が好きな仕事をする。それこそが私にとっての楽しみですね。
(皆本里実)
 
 :: 事業所概要 :: 
  ■ 事業所名 桜の森どうぶつ病院
■ 所在地 〒368-0061 埼玉県秩父市小柱275-4
■ 事業内容 動物病院
■ 設立 令和4年7月
■ ホームページ https://sakuranomori-ah.jp/