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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
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インタビュアー 八木裕(野球解説者)
八木 引っ越し事業をメインに、遺品整理や不用品回収も手がける大阪府東大阪市のATS(エーティーエス)サービスさん。対応エリアはやはり、大阪が中心ですか?
 
重松 基本はそうですね。でも、熊本や長崎、福岡、東京などの案件にも対応したことがありますよ。
 
八木 素晴らしい対応力です! 重松代表は業界歴20年のベテランとうかがっています。ぜひそのキャリアをお聞かせください。
 
重松 私は地元の福岡で18歳から物流業界に入りました。20歳のときに関西へ来て自動車関係の仕事をしていた際、同僚が引っ越し事業も行っており、その手伝いを始めたんです。その後、引っ越し事業を興した友人のもとでノウハウを培っていきました。
 
八木 では、それ以降はずっと引っ越しの仕事をされていたわけだ。
 
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重松 いえ、実は3年くらい介護業界にいた時期もあります。将来的な両親の世話を見据え、資格を取って本格的に介護について学ぼうと思ったんです。全くの畑違いの業種ではあったものの、引っ越し業界での経験が大いに役立ちました。例えば、引っ越しでは、お客様のお荷物を本当に大切に扱いますよね。高齢者の方を車いすからベッドへ移す際も、思うことは同じなんですよ。
 
八木 重松代表のお人柄がよくわかるお話ですね。介護のお仕事でも、ご活躍だったこととお察しします。しかし、何か、こうして引っ越し業界に戻ってこられるきっかけがあったわけですよね。
 
重松 私自身、介護業界でずっと生きると考えていました。そんなあるとき、私に「介護を必要とする方の引っ越しをサポートできる人材はいないか」と、昔の仲間から相談があったんです。そこで私自身が手を挙げました。そして2016年にATSサービスを設立したんです。