B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

業界に変革をもたらす 
精密部品加工の異端児

 

夢と影響を与えられる職場づくり

 
glay-s1top.jpg
入り口には精密加工部品の完成品が並べられている
川﨑 いやぁ、これまでいろいろうかがってきて、御社には自由があって、働きやすそうな環境だと思いました。
 
宇木  ありがとうございます。採用をする場合は、まず仕事を見学してもらっています。1時間でも2時間でも好きなだけ見てくれと。仕事のきつい部分も隠さずに教える。それでも「やりたい」という人に入っていただきたいですからね。
 
川﨑 キレイごとよりも、何事もオープンにして、真実を伝えるのは大事なことですよね。
 
宇木 あと、自分自身にも何か影響を与えてくれる人と仕事がしたいので、若いからとか経験がないからとかで候補から外すことはしません。一緒にやっていきたいと思える人を採用しています。
 
glay-s1top.jpg
ユニフォーム上下。モデルはスタッフで
プロボクサーでもある小笠原梢太氏
川﨑 う~ん・・・。確かにお互いに刺激しあえる仕事仲間っていいよね! 宇木社長はみんなに夢を与え続けていると思う。髪型から受ける偏見を実力で跳ね返し、閉鎖的なイメージのある工場の仕事を明るいものにしようと努力するなど、人がマイナスだと思うことをプラスにするエネルギーがある。そういう熱意は、スタッフにきっと伝わっていると思いますよ!
 
宇木 みんな真剣に、溌剌と働いてくれています。工場の仕事は3Kの職場というイメージがあって、敬遠されがちです。私はそういった業界の古い殻をぶち壊したい。そのため、明るい未来を感じさせるユニフォームもそろえるなど、工場という閉鎖的な空間が、夢を感じられる職場になるようチャレンジしてきました。
 
川﨑 素晴らしい!! お互いが信頼し合い影響を与え合うことで、夢は一歩ずつ現実へと近付いてきますからね。
 
 

自動機の中でも活きる“匠”の業

 
glay-s1top.jpg
川﨑 場所を移して工場を見学しています。この雰囲気、僕はものづくりが好きなので、けっこう好きです! 働かせてもらったらおもしろいだろうなぁ(笑)。加工されている精密部品には、主にどんなものがあるんですか?
 
宇木 一番多いのは自動車関連部品ですね。コピー機のトナーを供給する部品や、少量ですがコネクター部品などもつくっています。機械でつくる部品全てが完璧な精度で仕上がるわけではありません。弊社では部品ごとに検査項目を定め、検査員が決められた内容に従って測定器や顕微鏡、目視検査で、必ず全数検査をしたうえで出荷しています。
 また、工場内の機械は全て自動で動いていて、24時間工場を稼動させています。ただ、この機械は調整が難しいんですよ。それをチェックしてトラブルなく動かすのが、私ともう1人の技術者の役割です。
 
glay-s1top.jpg
機械の調整は熟練のスタッフが務める
川﨑 なるほどなぁ。機械がきちんと動かせているかどうかが重要ということか。でも、それを見極めるのは難しそうですねぇ。
 
宇木 ええ。正常に作動していれば高品質の商品を全部自動でつくってくれるのですが、初期設定が間違っていたり、刃物が破損したりしていると、低品質のものが量産されてしまいますからね。機械の中の部品に弛みなどが出ることは、避けなければなりません。ですから私は昼も夜も現場にいて、機械の設定・調整に務めています。