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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
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インタビュアー 相原勇 (タレント)
相原 プロテックホールディングスさんは、ドライバーさんの派遣事業をはじめとして、物流に関する様々な事業をされているそうですね。
 
秋田 はい。プロテックホールディングスには、持ち株会社が3社ありましてね。弊社のグループのメイン事業である、トラックドライバーの派遣を行う株式会社プロテックと、株式会社プロテック東北。他に、貨物運送を行う株式会社プロテックラインがあります。
 
相原 ドライバー派遣を柱に一般貨物運送事業まで行われているなんて、御社は物流のスペシャリストですね。その中で、本日は派遣事業について詳しくお聞きしたいと思います。なんでも、他の派遣会社との差別化に力を入れられているとか。
 
秋田 ご存じかもしれませんが、業界内のドライバーの賃金は年々減少傾向にあります。しかし、弊社では2010年の設立以来、賃金を下げたことはございません。その結果、派遣先の企業様からいただく金額も他社と比較すると高い場合もありますが、それでも多くのお客様から仕事をいただき、現在の実績があります。
 
相原 それは、やはり秋田社長の営業の成果なのでしょうか?
 
秋田 いいえ、実は弊社では営業を一切行いません。スタッフの働きぶりが口コミで広がり、営業を行わずとも依頼がいただけています。
 
相原 では、御社と他社の違いとは具体的にどういったことなのでしょう。他社では納期が守れないとか・・・?
 
秋田 ドライバーが派遣先に来なくなってしまうことでしょう。この業界内では、往々にして起こりうるんです。
 
相原 えっ!? 来なくなってしまうんですか! それは、お仕事が大変だからですか?
 
秋田 派遣スタッフと社員のコミュニケーションが足りていないからだと考えています。しかし、弊社ではスタッフの管理を徹底しているのでそれがありません。派遣先には必ず社員も同行して、スタッフと一緒に仕事をしています。同じ職場なので、現場のスタッフが不満に思っていることもすぐにわかる。問題点を改善すれば、スタッフの離職率は下がりますから。 
 
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評価基準が明確なためプロ意識も育つ
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ミスマッチの少ない仕組みづくりが行われている