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繁盛請負人・佐藤勝人の時事国々リポート  vol.49  経験値を積む唯一の方法。そして私は『鬼滅の刃』を見に行くことにした

ビジネス 繁盛請負人・佐藤勝人の時事国々リポート  vol.49  経験値を積む唯一の方法。そして私は『鬼滅の刃』を見に行くことにした 繁盛請負人・佐藤勝人の時事国々リポート 商業経営コンサルタント/サトーカメラ代表取締役副社長

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皆さんこんにちは、佐藤勝人です。そろそろ年末年始の仕込みが気になってきましたね。私もそう思っていたら、今年の年末は17連休だというニュースが出た。政府がその方針だ、と。「ちょっと待ってよ、我々庶民は働かないと食えないんだよ(泣)」と思ったけど、そのうちに続報で「そうしろという意味ではありません」みたいな話も流れてきて、なんだかなぁ、と感じる今日この頃です。
 
 

上野駅中央改札前、時計塔の下にて。
詐欺グループの受け子に間違われた!

 
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受け子に間違われた1週間後、岐阜県にて。
ファンから赤飯を頂戴するほど真人間の私
こういうドタバタ劇の話から始めるのは、つい先日、個人的に警察のドタバタ劇に巻き込まれたからだ。上野駅で詐欺グループの受け子と間違われたんだよね。今までも職務質問をされることは時々あったけど、さすがに受け子は初めてだ。
 
10月9日の朝だった。その日は宮崎勝人塾で朝7時頃の羽田発便に乗らなきゃいけなくて、宇都宮からだとどう早起きしても間に合わないから、上野駅近くのホテルに前泊していた。前の晩からちょうど台風が来ていて、飛ぶかどうか怪しかったけど朝6時。航空会社の判断で欠航が決まった。
 
で、急に一日空いたから普段お世話になっている出版社を回ろうと思って、とりあえずチェックアウトを済ませて駅に向かって、編集者さんに片っ端から連絡を入れて返事待ちの状態にしたんだけど、その作業を上野駅の構内でやったんだよ。中央改札を出たところの時計塔の下。待合せとか荷物の受け渡しとかに一番使いやすい場所。そんなところで、スキンヘッドのおっさんが、重そうなリュックを背負って15分ぐらいずっと動かずにスマホをいじっていたら、確かに怪しい(笑)。
 
最初に声をかけてきたのは20代の若いお兄ちゃんみたいな私服警官だった。「こんにちは~どこから来たんですか~」って。私服だから手帳を見せられるまでわからなくて、とっさに「やべえ詐欺師だ!」と思った。田舎から出てきて困ってるおじさんに声をかけて騙そうとする人がよくいるじゃない。上野駅だから特にさ。
 
で、前泊したんだけど欠航になってこうでこうで、って説明するのが面倒だったから、続く質問に対しても適当に答えていた。そうしたら話の辻褄が合わなくなって、どんどん怪しまれて。そのうちに2人に囲まれ、最後に年上の40代ぐらいのベテランっぽい人たちも3人くらい寄ってきて、囲まれちゃった。
 
でも、ベテランっぽいその人たちは私のことを疑っているわけじゃない。どっちかっていうと、「なんでこの人に声かけるんだよ」って思いながら若い警官に付き合っているだけ。雰囲気でそれはわかった。
 
話が長くなるから端折るけど、結局は、コトの顛末の原因はその若い警官の経験が浅かったことだった。以前に地元のスポーツジムで知り合った、今は定年退職されている元警官の大先輩が教えてくれたところでは、「佐藤さんは全然大丈夫」だってね。「悪いことしてないのは見ればすぐわかる。職質してくるのは若い警官ばっかりじゃないですか? 経験が浅いからわからないんですよ」って。
 
まあそんなわけで、先月は私服警官のドタバタ劇に巻き込まれたけど、あれも稽古のうちだからしょうがない。眼識を養うには場数を踏むしかないんだよね。怪しいと思って声をかける、そうじゃなかったとわかる――この繰り返しでしか本物の成長はできないんだ。警察に限らずどんな仕事も、予行練習のつもりで当たっても経験値は積めない。私がいつも言うように、経験値を上げるには本番の繰り返し。それしかない。
 
 

漫画やアニメを見なかった私が
映画『鬼滅の刃』は見ることにした理由

 
「成長」つながりでいうと、私はいま、個人的に宿題にしていることがある。映画『鬼滅の刃』を見に行くことだ。
 
私は基本的に漫画は見ない。子どもの頃は週刊少年ジャンプの『こちら葛飾区亀有公園前派出所』とか『魁!!男塾』とかを見ていたし、22、23歳ぐらいまでは週刊ヤングジャンプで『ビー・バップ・ハイスクール』なんかを読んでいたけど、それが最後だ。仕事に本腰を入れはじめてからは、「どの国でも漫画を読むのは子どもだけだ、漫画やアニメは子どものものだ」と思って、見るのをやめた。
 
でも、それから一回り二回りして50代に入ったら、日本のアニメ文化や漫画文化が大人の鑑賞に耐えるものになっていることを知った。日本でも海外でもその認識が一般的になっている。それで私も、「全部が全部子ども向けじゃない。大人が楽しめる作品もある」と納得したんだけど、まだ駄目。頭では理解していても感覚が付いてこない。イマイチ入り込めないんだ。
 
だけどそれは私の偏見だ。単に昔の自分の認識を捨てきれないだけの話だ。『鬼滅の刃』がそんなに人気なら自分の目で確かめてくればいいじゃないか。そう思って、テレビで2時間放送みたいな番組をやっていたから予習のつもりで見たけど、始まって30分ぐらいで寝ちゃってそのままになっている。
 
自分で振り返ると、子ども時代も意外に野球漫画は見ていた。まだしも設定がリアルだからだ。でも今は、SFというか、ファンタジーの作品が多いんじゃないかなぁ。そっちは私は偏見うんぬんと関係なく、私自身が夢物語が好きじゃないせいで、仮にアニメじゃなくても、大人向けの実写映画でも、設定が現実離れしていると響かない。だから『スター・ウォーズ』も全然おもしろくない。ノンフィクションとか歴史もののほうがいい。
 
とはいえ、これも私の好みに過ぎない。55歳にもなって「偏見」と「好み」でしか文化を理解できないのはそっちのほうが恥ずかしいと思うから、『鬼滅の刃』は必ず見に行くつもりだ。「個人的に宿題にしている」というのはそういう意味だ。
 
 

なぜ私は流行作品全般に対して
ブームが収まってから鑑賞するのか

 
ただし、行くのはブームが収まってからにする。アニメや映画に限らず、私は昔から流行作品全般に対してそのスタンスだ。なぜかというと、私の場合、作品そのものを楽しむよりも、いろんな人が言っている評価とか分析とかを確かめに行く感覚で作品を鑑賞しているのだと思う。それで「あの人が言っていたのはこういうことだな」とか、「あの人が話してくれたこともわかるけど、自分は違うと思う」とかいうふうに、自分なりに理解を深めたい。そっちの作業のほうが楽しいんだよ。むしろ。
 
だって、流行っているときは誰が見ても「いい」しか言えないじゃない。「いい」しか言えない同調圧力がかかっているときに見るよりも、自分にとって正しい評価、正しい判断のためには、ある程度落ち着いたニュートラルな状態で見たほうがいいと思う。
 
私はそういう危険性に関しては昔から気を付けるようにしている。もしかしたらだけど、それこそSNSの影響かもしれないけど、世の中のワーッていう動きに乗ることのほうが本当に良かったかどうかの自分の判断より優先になっている人が、増えているんじゃないか。「年末年始は17連休だー!」って騒がれたのも、ちゃんと確かめもせず単に騒ぎたいだけで盛り上がった人たちが多かったせいじゃないかな。
 
そういうのって結構危ないことだと思うんだけど、皆さんはどう思われますか。
 
 
■11月17日18日
おかざき勝人塾リアル 事務局:岡崎商工会議所
https://bit.ly/3iNyNgz
 
■11月19日20日
PIO勝人塾リアル 事務局:郡上商業開発
 
■11月25日オンラインセミナー
モノが売れない時代の繁盛のつくり方
「2021年を見据えて年末年始商戦はこう活用する! 佐藤勝人の超実践編」
https://bit.ly/32ufFia
 
■11月27日28日
みやざき勝人塾リアル 事務局:西都商工会議所
https://www.facebook.com/events/2660184434291737
 
■佐藤勝人YouTubeチャンネル登録ヨロシク
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■講演・セミナー依頼のお問合せは
katsuhito@satocame.com
 
 
 
繁盛請負人・佐藤勝人の時事国々リポート
vol.49 経験値を積む唯一の方法。そして私は『鬼滅の刃』を見に行くことにした

 著者プロフィール  

佐藤 勝人 Katsuhito Sato

サトーカメラ株式会社・代表取締役副社長/日本販売促進研究所・商業経営コンサルタント/想道美留(上海)有限公司・チーフコンサルタント/作新学院大学・客員教授/宇都宮メディアアーツ専門学校・特別講師

 経 歴  

1964年栃木県宇都宮市生まれ。1988年、兄弟とともに家業のカメラ店をカメラ専門チェーン店に業態転換させ、商圏をあえて栃木県内に絞ることにより、大手に負けない経営の差別化を図った。以来、「想い出をキレイに一生残すために」というコンセプトを追求し続けて県内に18店舗を展開。同時におちこぼれ社員たちを再生させる手腕にも評価が高まり、全国から経営者や幹部リーダーたちが同社を視察に訪れている。2015年からはキャノン中国とコンサルティング契約を結び、現場の人材育成の指導にあたる。主な著書に『売れない時代はチラシで売れ』『エキサイティングに売れ』(以上同文館出版)『日本でいちばん楽しそうな社員たち』(アスコム)『一点集中で中小店は必ず勝てる』(商業界)『断トツに勝つ人の地域一番化戦略』(商業界)など。新刊の『モノが売れない時代の「繁盛」のつくり方』(同文舘出版)が好評発売中。

 オフィシャルサイト 

http://satokatsuhito.com/

 オフィシャルフェイスブック 

https://www.facebook.com/katsuhito.sato.3?fref=ts

 サトーカメラオフィシャルサイト 

http://satocame.com/

 
 
(2020.11.18)
 

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