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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

顧客の要望を叶える
印刷×教育の新たな事業

 

塾経営の経験が印刷業にも活かされる

 
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石黒 学習塾や教育業界とはまったく異なる業界の事業を始めるにあたって、不安はありませんでしたか?
 
山本 それが、学習塾経営の中で印刷物を取り扱う機会が多くあったので、不安はありませんでした。実は、塾のチラシや、教室内の掲示物などは教室長が自らつくっているんです。そのような事務作業も好きだったこともあって、印刷業の仕事は普段から塾でしている業務の延長線のような感覚で行えました。
 
石黒 普段から印刷物などの作成を行っていた経験が活かされているんですね。印刷物はチラシなど以外に、どのようなものをつくられているのかぜひ教えてください。
 
山本 例えばグッズやノベルティの制作なども行っています。役所や公的機関からのご依頼もありますし、以前には企業のマラソンチームのユニフォームを制作したこともありましたね。
 
石黒 ユニフォーム制作というと、例えば学生が学園祭などで着るためにクラスメイトみんなでつくるオリジナルTシャツのような感覚でしょうか。
 
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テーパーの加工風景動画はこちらから!
山本 まさにおっしゃる通りですね。その時は担当者の方から完成イメージをお聞きし、企業ロゴなどの素材をいただいたうえで、弊社でデザインを行ったんですよ。ほかにも、オリジナルの名刺や封筒といった印刷物の制作も行っています。ちょうどここに、封筒に両面テープを貼り付ける作業で使うテーパーという機械がありまして。もしよろしければ、石黒さんも作業を体験してみませんか?
 
石黒 ぜひお願いします! ――わあ、きれいに貼れました。実は私は、両面テープが大好きでして(笑)。学生時代はアパレルデザインをしていて、さまざまな種類の両面テープを使っていたんです。それにしても封筒って完成品しか見ないので、オリジナルの封筒をつくりたいときには、どこに頼めばいいかわからないですよね。
 
山本 そうですよね。そこで弊社では、加工の作業を少しでも身近に感じてもらうために、Webサイトに加工風景の動画を公開しているんです。当塾に通う生徒も住んでいますから、地域の小・中学校、高校の方にも弊社の存在を知っていただいて、職業体験などで印刷業の楽しさをお伝えできればと考えています。