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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

熟練の技術で丁寧に運搬
老舗のピアノ運送会社

 

搬入が困難な現場でも工夫を凝らして解決

 
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石黒 先ほど、どんな現場でも対応できるとおっしゃっていましたよね。ピアノを運ぶ際には、具体的にどのような点に気を付けて作業しておられるんですか?
 
佐藤 やはり、ある程度の大きさと重量のあるものなので、例えば狭い廊下を通って目的の部屋に搬入する際など、壁に擦ったりぶつけたりしないよう慎重に運ぶことを意識しています。
 
石黒 場合によっては、窓からじゃないと入らないこともあるでしょうね。
 
佐藤 おっしゃる通りです。特に戸建て住宅ですと、一般的な階段の幅では搬入できないケースも多いため、2階部分から手動で吊り上げることもありますね。
 
石黒 私も街中で、マンションのお部屋に運び込むために窓やベランダから大きな荷物を吊り上げている光景を見たことがありますよ!
 
佐藤 そのような作業は技術も労力も要するため、請け負える業者は限られているんです。また、いわゆるタワーマンションの高層階などでは、大型のクレーン車を用いて運び入れることがあります。ところが以前、弊社が請け負った11階にあるお部屋への搬入作業では、そのマンションに通じる道幅が狭く、大型のクレーン車が入れなかったことがありまして。
 
石黒 クレーン車が使えないとなると、どのようにして運び込んだんですか?
 
佐藤 まず、狭い道でも進入可能な小型のクレーン車を使いました。しかし、小型のものでは当然ながら高さが足りず、5階まで吊り上げるのが限界です。そこでまず、小型クレーン車で限界まで吊り上げたのち、マンションの屋上に設置した滑車を使用して目的の階層まで手動で引き上げるといった工夫を凝らして搬入したんですよ。
 
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石黒 なるほど。最初から高層階に手動で引き上げるとなると大変な労力がかかるでしょうし、危険も伴いそうですよね。でも、途中まで機械で上げてから、残りの分を手動で行うというのは、良いアイデアだと思います!
 
佐藤 ありがとうございます。ほかにも以前、とある展示会の会場に自動車を搬入しまして。展示スペースのある施設の屋内には、人が通るための出入口からは自動車を通すことができません。そこで、ピアノと同じ要領でクレーン車を使い、上階の窓から搬入したんですよ。
 
石黒 先ほどの精密機器のお話、自動車のお話も佐藤ピアノ運送さんにご依頼すれば、どんな荷物でも運んでいただけるのではないかと感じました!