インタビュアー 濱中治（野球解説者）
岸田 2000年4月に介護保険制度がスタートいたしました。当時私は会計事務所で働いていまして、翌年2001年に訪問介護と居宅介護支援事業を立ち上げた義母から、「手伝ってほしい」と頼まれました。まったく経験のない業種でしたので最初戸惑いましたが、会計事務所を退職し、ホームヘルパーの資格を取得した後、参画しました。誰からも慕われる明るい人柄と人一倍のパワーを兼ね備えた義母のおかげで、利用者様やスタッフにも恵まれ、私は3人の子育てをしながら義母と二人三脚で頑張ってきました。昨年2023年、88歳まで現役だった義母が他界し私が後を継ぐことになったのですが、おかげさまで、その時も辞めるスタッフは一人もいませんでした。現在は、20代から70代までの幅広い世代のスタッフ20名ほどと、力を合わせて頑張っています。
岸田 サービス提供責任者を務めている田中は、この度ケアマネージャーの試験に合格し、これから研修を受けるところでして。ただ、田中も含めスタッフには主婦が多く、自分のために使える時間が限られます。そこで、動画配信の講義を導入し、スマホがあればいつでもどこでも勉強できる環境を整えました。
濱中 ただ働いてもらうだけでなく、スキルアップとステップアップの機会をしっかりと提供されているんですね。岸田さんのスタッフさんに対するリスペクトを感じます。
