濱中　ラ・ポーズさんは、利用者さんの送迎を行っておられるそうですね。就労継続支援B型事業所としては珍しい取り組みだと思います。
 
河田　通所が難しい方々のために神戸市内で無料送迎を行っているほか、お弁当やお誕生日会も実施しています。肩の力を抜いてマイペースで過ごせる、自分のタイミングとスピードで作業できる、そんな環境づくりに努めているんです。
 
濱中　無理をさせないように寄り添っておられるスタンスが、伝わってきました。
 
河田　利用者さんはもちろん、ご家族にも寄り添う姿勢を心がけています。当事業所にお越しいただいた折にお話をし、利用者さんの性格や行動をうかがったうえで、その方の特性に応じた支援を実践しているんです。
 
濱中　ご家族とも連携し、きめ細かにサポートをされているわけだ。親御さんも安心できるに違いありません。スタッフの方々とは、どのようなことを共有されていますか？
 
河田　利用者さん個人に合った支援をマストにしています。そのためにも毎日のミーティングは欠かせません。送迎後、「今日この方はこういう感じだったから明日はこうしてあげよう」と翌日以降の段取りを話し合うんです。そうやってフィードバックを積み重ねて、一人ひとりに適した最高の就労継続支援を目指しています。
 
濱中　利用者さんにとっても作業一つひとつの「できた」が自信につながりますよね。