B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

“お母さん”を全力支援
スタッフ思いの訪問介護

 

働きやすい環境が介護サービスを良質に

 
glay-s1top.jpg
大野 私は、恵まれていると感じます。立ち上げ当初から利用者様が来てくださったり、良きスタッフにも巡り合えたり・・・。みなさんには、心から感謝しています。
 
濱中 大野代表のお人柄とお母様への思いの深さが、事業を軌道に乗せたのでしょう。では、そんな御社の訪問介護サービスについて、あらためて教えてください。
 
大野 弊社に在籍しているヘルパーのスタッフに、利用者様のご自宅などに行ってもらい、介護のサポートをします。お一人おひとりのご希望に耳を傾け、最適なサービスを提供するよう心がけています。
 
濱中 対応エリアは、主にどの辺りですか?
 
大野 ほぼ神戸市全域です。ちなみにスタッフの多くは、弊社の所在地の兵庫区や隣の長田区に住んでいます。ほとんどの者が出社せず、利用者様のもとを直に訪れる直行直帰の勤務体制を取っているんですよ。
 
濱中 それなら、移動などに要する時間が発生しにくくて動きやすそうです。
 
大野 そうなんです。弊社の事業はスタッフがいてくれるからこそ成り立つので、なるべくみなさんに負担をかけない働き方を実践しているんですよ。例えば、自宅から自転車で通える近隣の利用者様を担当してもらうことで、次の現場へうかがう前には一度帰宅して休憩できるようにしています。
 
濱中 ヘルパーさんに無理をさせないように工夫されているんですね。
 
大野 ええ。朝早い時間から稼働せねばならない通院介助などは、私自身が行うことがあります。それも、スタッフに過労やストレスを抱えさせないようにするためなんです。
 
濱中 ヘルパーさんの心身の状態は、介護サービスの質にも影響するでしょうからね。実は、私の父も要介護者で、担当者の方とのやり取りを楽しみにしていました。会話を通じて表情が和む様子を見るたび、介護職のみなさんに感謝の念が込み上げたものです。思えば父を支えてくださった方々は、無理なく働けていたからこそ、真心のこもった支援が可能だったのかもしれませんね。
 
glay-s1top.jpg
大野 そうかもしれませんね。弊社は、月に一度の食事会など、スタッフ同士で交流する機会も大事にしています。かしこまった会議より、ご飯を食べてリラックスしながら情報や課題をシェアするほうが、実のある話し合いになると思います。
 
濱中 楽しそうです! そういう場では、どんな話が交わされるのでしょう?
 
大野 自分が訪問しづらい場所をほかのスタッフに任せられないかを聞いてみる、といった仕事上の相談が多いですね。みんなが働きやすくなるように助け合う“井戸端会議”となっています。
 
濱中 そうやって働く人のことを思いやってくれる大野代表を、スタッフのみなさんは心から信頼しているでしょうね。