介護と水産の仕事の二刀流
大野 私は、シングルマザーだった母に楽をさせてあげたくて中学卒業後から働き始めました。18歳で水産業界に飛び込んで以来、ずっと身を置いています。
濱中 現在も水産業を続けておられるんですか!
大野 はい、水産と介護の二刀流です(笑)。水産一筋だった自分が介護職にも関心を持ったのは、母の病気がきっかけです。胃がんを患った母の入浴手伝いなどを行っているうち、「介護の仕事をしたい」と考えるようになったんですよ。
濱中 お母様のような要介護者の方はもちろん、大野代表ご自身のようなご家族も合わせて支えたい、と思われるようになったんでしょうか。
大野 はい、そう志して2024年に弊社を設立し、事業をスタートさせました。この業界では「半年持てば基盤ができる」と言われています。その“半年”をクリアできない事業所が後を絶たない中、弊社はいろいろなご縁や支えもあって乗り切れました。