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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

熟練の技で現場を支える
スタッフの成長も支援!

 

長年磨き上げた熟練の技

 
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水野 水球ですか! 私自身、テレビのお仕事でさまざまなスポーツに挑戦させてもらい、水球にも挑戦したことがあります。
 
伊東 水野さんも水球経験者でしたか!
 
水野 ええ。ただ、水球とアーティスティックスイミングの運動量は別格でした(笑)。選手の皆さんは体力オバケの方ばかりで圧倒された記憶があり、あらゆる競技の中でもとくに尊敬しています。伊東社長も水球でオリンピックにも出ていられた方だったとは・・・。そんなバリバリのアスリートだった方が、なぜ建設業界に進まれたのでしょう?
 
伊東 当時はメジャーなスポーツでなかったこともあり、水球一本で生きていくのは困難でした。そこで選んだのが建設業界で、総合建設会社に就職したんです。日本でトップレベルの会社だったので、建設について幅広く深く学べましたね。「叩き込まれた」と言ったほうがいいかもしれません(笑)。
 
水野 相当厳しく指導された下積み時代だったのでしょうか。
 
伊東 建設業界もだいぶ働きやすい業界になったので今では考えられませんが、当時はワークライフバランスという言葉もなかった時代、朝から晩まで働き詰めでした。同期たちが一人抜け、二人抜け・・・、はっと周りを見渡したら、残っていたのは自分だけだったんです。
 
水野 まさに生き残ったわけですね。水球に取り組んで心身を鍛えていたことも、大きかったのかな。
 
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伊東 それは確実にあります(笑)。ともあれ、業界を代表するような会社だけあって、身についた技術も最高水準でしたね。その職場で幅広い技術を一通り学んだ後は、同様のトップレベルの電気工事の会社に転職し、電気設備のノウハウを徹底的に学びました。「50歳までに独立しよう」と考えながら経験を積み、40代後半のときに起業を果たせたんです。
 
水野 目標通りに独立し、順調に事業を成長させておられる印象です。ただ、建設業界では人手不足が大きな問題になっています。事業拡大には優秀な働き手が必須でしょうから、人材確保が課題ではありませんか?
 
伊東 さすが水野さん、鋭いですね。建物の老朽化による建て替えや、新しい観光スポットの建設計画など業界全体が盛り上がっている分、人材不足に拍車がかかっている状況なんです。