B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

勉強の基礎を身につけて
頭を鍛えるそろばん教室

 

デジタル時代にそろばんの魅力を復活させる

 
glay-s1top.jpg
狩野 先ほど、バイヤーの仕事をしていたとおっしゃっていましたよね。そのご経験も現在のお仕事に活かされているんでしょうか。
 
北川 そうですね。商品の仕入れ業務では、社会情勢の変化やその時々の流行による需要の増減など、さまざまな要素を考慮、予測して発注数を決める必要があります。パソコン上の表計算でつくるデータも大切です。例えば気温と売り上げの数字の動きを大まかに覚えていれば、季節ごとに発注数がどのように変動するか、頭の中で大まかに計算することができるんです。このように考えられるようになったのは、私自身、そろばんや暗算の訓練をしていたおかげだと思います。このように、自身が学んだ考え方をどうやって実際の生活に活かしていくのかといったことも、生徒たちに伝えていきたいです。
 
狩野 これまでのお話をうかがって、北川代表の学院への思いや子どもたちへの温かい眼差しを感じました。これからの目標もお聞かせください。
 
北川 まずは祖父、そして母が大切にしてきたこの学院の理念を守り、運営を続けていきたいです。そのうえで、先ほども申し上げたような現代の子どもたちに合わせた新しい指導法も取り入れていければと思います。例えば、最近では共働きのご家庭で子どもの送り迎えが難しいといったご事情に合わせ、ZOOMによるオンライン授業を導入しました。さらには、小学校で英語学習が始まったことに関連して、英語での読み上げ算の練習にも取り組んでいます。
 
狩野 これまで積み上げてきた伝統を大切にしつつも、固定観念にとらわれずに新しい指導法に柔軟に取り組む姿勢は素晴らしいと思います。お子さんが受けるオンライン授業を見ていたら、保護者の方自身もやってみたくなるかもしれませんね。
 
glay-s1top.jpg
北川 実はそのような方向けに、「大人そろばん教室」も開催しているんですよ。こちらは始めたばかりの試みなので、まずは地域の方々に広く知っていただき、デジタル機器にはないそろばんの魅力をあらためて感じていただければと思います。使うのは指先だけで体力や筋力は必要ないため、何歳からでも始められますよ!
 
狩野 70年以上の歴史と実績があるからこそ、北川代表が語るそろばんの魅力や強みに説得力を感じました。私は特に新しい取り組みの「大人そろばん教室」に興味が湧きましたよ。お子さんと一緒にそろばんを習い、お子さんに教わるような時間も楽しそうですね。令和のデジタル時代だからこそ、自分の頭を鍛えるそろばんが力になることを広めていってくださいね!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
成長を楽しむことですね。生徒たちが能力を伸ばし成長していく姿を見ることが、大きな楽しみなんです。そのうえで、どのようにすれば生徒たちにうまく指導できるかを考え、実践し、それが成果として表れたときに自分自身の成長を感じます。
(北川祐介)
 
 :: 事業所概要 :: 
  ■ 事業所名 西藤珠算学院 曽根・別府教場
■ 曽根教場 〒676-0082 兵庫県高砂市曽根町2299-16
■ 別府教場 〒675-0133 兵庫県加古川市別府町西町28-17
■ 事業内容 そろばん教室
■ 創業 1948年4月
■ 従業員数 2名
■ ホームページ https://r.goope.jp/saitousyuzansone/
■ Instagram https://www.instagram.com/saitousyuzan/
※営業目的のお電話は固くお断りいたします。