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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

勉強の基礎を身につけて
頭を鍛えるそろばん教室

 

大人になっても役立つ勉強の基礎が身につく

 
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読み上げ算をする北川穂乃実さん
狩野 あらためて、そろばんを学ぶことでどのような力が身につけられるのでしょうか。
 
北川 当学院では、生徒たちが一生役立つ暗算力、話を聴く集中力、学習の土台の3点を身につけることを目標に指導しています。例えば、プリントに書かれた問題を計算する見取り算や、講師が口頭で問題を伝える読み上げ算といったトレーニングを通して、情報を正しく理解して瞬間的に記憶し、正確に処理する反復練習をすることで、計算力だけでなく、集中力や記憶力、情報処理力が養われるんですよ。
 
狩野 計算力が向上するだけではなく、人間としてのさまざまな力も鍛えることができると。
 
北川 ええ。幼少期からそろばんの練習をすることで、学校の授業が始まる頃には学習するための姿勢や習慣ができます。しかも、そろばんで得た力は基礎的な能力であるため大人になってからも役に立つんです。また、幼少期から計算に親しむことで、算数への苦手意識を少なくすることにもつながります。
 
狩野 算数への苦手意識からすべての勉強が嫌いになってしまうというケースもよく聞きます。その前にそろばんを入口にして、楽しみながら勉強の基礎をつくるというわけですね。
 
北川 おっしゃる通りです。頭の中で考えたり計算したりするだけでなく、そろばんを弾いて素早く正確に指を動かすことはスポーツのようで楽しいと思います。
 
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狩野 体のコントロールにも熟練が必要ですから、問題を解くスピードが上がった時の達成感は子どもたちにとっても気持ちが良いでしょう。北川代表の指導法は、やはりこの西藤珠算学院で長きにわたって受け継がれているものなんですか?
 
北川 実は、私はもともとスーパーマーケットの商品を仕入れるバイヤーの仕事をしていまして。当学院の運営を受け継ぐ際には、先代である母が急逝してしまい、残念ながら指導法を直接教わることはできませんでした。そこで、当学院に長年勤めてくれている講師に指導法をお聞きしながら、現代の子どもたちに合わせて、私なりにアレンジを加えて組み立てています。
 
狩野 ご自身なりの指導法をお持ちなのですね。時代に合わせて柔軟に変化を加えておられるとは素晴らしいです!