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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

野球グローブ新ブランド プロ仕様の品質を一般化
株式会社 Genuine 代表取締役 三浦知晃

※営業目的のお電話は固くお断りいたします。
 
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インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 兵庫県尼崎市の株式会社Genuine(ジェニュイン)さんは、野球グローブの企画・製作から販売までを手がける会社だとうかがいました。三浦社長ご自身もプレーヤーだそうですね?
 
三浦 はい、現在は草野球ではありますが本気の草野球プレーヤーとしてピッチャーをやっています。野球は小学校4年生の時に始め、中学、高校、大学と続けた後、実業団に所属して社会人野球も経験しました。怪我が原因で引退して以降は、仕事に忙殺される毎日でグラブをはめる時間もないぐらいだったのですが、転職を機に復帰しまして。今は野球が大好きな大人たちと草野球の全国大会を目指しているところです。
 
濱中 そんなプレーヤーとしても現役の三浦社長が、グラブをつくることになったきっかけは何だったのでしょう。
 
三浦 前職で働きながら「また野球がやりたい」と思っていたとき、人気の高い野球メーカーの社長と知り合いまして。野球談義が白熱するうちに「三浦さん、そこまでグローブが好きなら自分でつくってみたら?」と勧めてくださったんです。
 
濱中 良い出会いがあったんですね。でも、その頃は野球どころではない忙しさだったんですよね?
 
三浦 ええ。当時はBMWのディーラーで営業を担当していまして、実は全国1位の成績を挙げていたんです。早朝から夜中の2時、3時まで帰れない毎日でしたね。ただ、結婚して子どもが生まれた頃から、自分の中で押さえ付けていた野球熱がふつふつと湧いてきて、それに抗えずに走り出してしまいました(笑)。
 
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濱中 本当に野球が好きなんですね。どうやって自分のブランドでグラブをつくるに至ったのかも、ぜひお聞かせください。
 
三浦 車の営業から保険業界に転職し、それまでとは違う人脈が広がる中で、元阪神の関本賢太郎さんと出会えたことが幸運でした。私は、グラブをつくるならプロ仕様のものにしたいという強い思いを持っていたものの、それを実現できるプロ専属の職人さんを知らなくて困っていたんです。関本さんにその話をしたら「応援してあげるよ」と言ってくださり、職人さんを紹介してくれたんです。それから5年近い試行錯誤を経て、昨年2023年9月にようやくGenuineとしてのグラブが完成しました。