小倉　本日は、住宅・店舗の外壁や屋根などの大規模な塗装から、家具の塗り替えまで手がける、樹塗装の堀慎太郎代表にお話をうかがいます。ホームページには20年の実績、とありましたね。堀代表が塗装業界に興味を持たれたのには、何か理由があったんですか？
 
堀　実は、宝石店で働いていたときに出会った土方のお兄さんに憧れたのが理由なんです（笑）。彼女へのプレゼントを買いにいらっしゃったのを、私が接客させていただいたんです。泥だらけで、手もゴツゴツしていて「男らしい！　かっこいいなぁ」と思いましてね。
 
小倉　自分もその方のようになりたいと思ったわけだ。
 
堀　おっしゃる通りです。それで、すぐに知り合いの塗装業者さんに弟子入りしたんですよ。それがちょうど19歳のときでした。
 
小倉　そこから20年ですか。まったく畑違いのお仕事に就かれたから、大変だったんじゃないですか？
 
堀　確かに、最初は言われたことをただがむしゃらに取り組む毎日でした。でも不思議と毎日が楽しくて、楽しくて！　気が付いたら、あっという間に20年経っていた、という感覚です。青空の下、開放的な雰囲気で仕事ができるというのが、また魅力でしてね。