B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

送迎や食事提供も行う 放課後等デイサービス
株式会社イヤステ/児童デイサービスさくら 代表取締役 大野華奈子

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 亀山つとむ(野球解説者)
亀山 大阪府寝屋川市で「児童デイサービスさくら」と姉妹店「児童デイサービスこぱん」を運営する株式会社イヤステさん。本日は大野社長とお兄様の佐藤嘉朗さんにお話をうかがいます。まず、お二人の役割を教えていただけますか?
 
大野 私は小学生をお預かりするさくらの責任者で、兄の佐藤が幼児・中学生・高校生をお預かりするこぱんの責任者です。最初はさくらだけの運営だったものの、小学生と中高生は分けてお預かりしたほうが良いと考えてこぱんを立ち上げ、兄に協力を要請しました。こぱんでは児童発達支援として未就学児もお預かりしています。
 
亀山 さくらさんを始められたきっかけは何だったんでしょう。
 
大野 茨木市で整骨院を営む夫が、福祉事業も始めたんです。店舗も増え、私の地元である寝屋川市でも放課後等デイサービスを開くことになり、「やってみない?」と相談されたのがきっかけです。私はもともと別業種で働いていました。ただ、夫をサポートできるように福祉の勉強はずっとしていたので「挑戦してみるか!」と決意し、2013年にさくらをスタートしたんです。
 
佐藤 私はスーパーで約23年間勤め、一念発起してこぱんの責任者になりましたね。
 
亀山 ご家族で協力されているのが素敵だし、年齢を重ねてから新たな挑戦をされたことも尊敬します。では、さくらさんとこぱんさんの強みをお聞かせください。
 
glay-s1top.jpg
こぱんの責任者を務める兄の佐藤嘉朗氏(左)
大野 年齢別に施設を分け、お子様の成長に合わせた支援を行っている点ですね。
 
佐藤 3~18歳まで見守れますので、お子様にとってもご家族にとっても安心できる“第2の家族”として存在できると考えていますし、そうあり続けられるよう全員で常に努力しています。
 
亀山 就学前はこぱんさんに通い、小学校に入学するとさくらさん、中学校から高校まではまたこぱんさんに通えるわけですもんね。
 
大野 実際にさくらからこぱんに移ったお子様もいらっしゃいますね。
 
佐藤 進学のたびに新しい施設を探さなくて済むのは、保護者の方にとってもメリットではないかと考えています。