愛知県豊橋市で「六層連動操法」「小波津式神経無痛療法」など、数々の施術を身に付け2023年に開業した楽間整体院の村松聡子代表は、元高校の理科教諭というユニークな経歴の治療家だ。30年以上も苦しんできた身体の不調を、施術を学ぶことで改善し、かつての自分と同じように悩んでいる人々に笑顔を取り戻してもらいたい。その一念で第二の人生に船出した村松代表は、地域の健康寿命を伸ばしたいと朗らかに語ってくれた。
身体の不調を改善し教師から治療家に転身
村松 私は脳傷理論をベースにした「医学気功・真気術」、癒着した筋膜をリリースする「六層連動操法」、神経の伝達にアプローチする「小波津式神経無痛療法」、頭痛の改善に効果的な「日だまりショット」などさまざまな施術を学び、お客様の症状に合わせた方法を組み合わせて痛みや不調を改善に導いているんですよ。
畑山 院内やホームページを拝見しただけで、数多くの施術を学んだとても研究熱心な方だとよくわかります。なぜ、村松代表は治療家の道に進んだのでしょうか。
村松 私は今年2023年3月まで高校の理科教諭でした。ただ、在職中は常に身体の不調に悩まされてきたんです。極度の冷え性で平熱が35℃台で、夜は自分の体の冷たさで眠れませんでした。ようやく寝付いて翌朝目が覚めると、今度は体中に痛みが襲ってきます。頭痛もひどく常に薬を持ち歩いていました。もちろん整形外科や整体院、鍼灸院などに通い詰め、あらゆる検査や治療を受けたものの、何も変わらなかったんです。