その道数十年のベテランが活躍する造園業の世界にあって、20代の篠田哲代表が率いる朝稲総園は、その若い感性を遺憾なく発揮した仕事っぷりが評判を呼び、千葉県全域で実績を重ねている。自身が修業時代に経験した理不尽なまでに厳しい上下関係を教訓に、これから職人を志す若い世代が働きやすい環境をつくっていこうと意気込む篠田代表に、最近の有望な新事業である外構工事のことや、仕事に対する矜持について語ってもらった。
庭づくりから公園や街路樹の手入れまで幅広く
篠田 ありがとうございます。あれは、うちの事務所の庭の写真なんですよ。
岩崎 そうなんですか! 自己紹介に添えるのにピッタリだと思います。それに比べるとわが家の庭には、伸び放題のアジサイくらいしかなく、残念なことになっています(笑)。アジサイなどもの手入れもなさっているんですか?
篠田 ええ、行政の依頼で公園や道路脇にある草木の手入れをすることもあり、大きな街路樹はもちろん、アジサイやツツジのような小さな植物のお手入れも承っています。
岩崎 なるほど! よく駅前の四角く刈り込んだツツジなどを見るたびに、きれいにしてくれていてありがたいなあと感謝の気持ちでいっぱいでした。今日、まさにそのお手入れなさっている方にお会いできて嬉しいです。