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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

“強い特許”を実現し 中小企業を育てたい!
アールクリカ株式会社 代表取締役 今井弘毅

 
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インタビュアー 八木裕(野球解説者)
八木 兵庫県伊丹市のアールクリカ株式会社さんは、中小企業の特許に関する調査や知財戦略を手がけておられるそうですね。ぜひ、今井社長のご経歴を教えていただけますか。
 
今井 私は以前、ゲームを中心としたエンタテインメント企業に勤務していたんです。エンジニアとして開発部のリーダーを務めていたあるとき、同業他社から「特許を侵害している」という警告書が届きまして。当然、これを放置したまま開発を進めるわけにいきません。そこで特許や知財の勉強を始め、自ら対応していたところ、次第にそちらの仕事の比重が重くなり、知的財産部を創設して20年近くにわたって活動を続けてきました。
 
八木 ゼロの状態から知財の業務を始めるのは、ご苦労も多かったでしょうね。
 
今井 八木さんのおっしゃる通りです。ただ、私がギブアップしたらゲームの開発ができなくなり、会社が行き詰まってしまいますからね。必死に取り組むことで知的財産を調査する独自のノウハウを蓄積し、100件以上におよぶ新たな特許の出願にも成功したんですよ。
 
八木 それはすごい! ちなみに、特許について調べるのはどれくらい大変なことなのでしょう。
 
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今井 企業が商品をリリースする際、そこに含まれるすべての技術で他社が特許を取っていないか調べるために、特許文献をしらみつぶしに調査します。しかし、他社の特許があった場合はそれだけでは足りません。他社の特許を回避して商品の仕様変更が可能であればよいですが、事業展開に課題となる他社の特許権があった場合は国会図書館をはじめとする全国の専門図書館や博物館などあらゆる場所の文献、一般的な週刊誌の記事に至るまで目を通す必要があるんですよ。そして、他社の特許権を無効化することができて、初めて事業を進めることができます。「自社の技術は他社の特許を侵害していない。そして、我々のアイデアにはオリジナリティがあり有効だ」と証明するには、それほど膨大な資料を精査し論証できるスキルが必要なんです。
 
 
 
 

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