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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

相談しやすい行政書士が 市民と行政を橋渡し!
西島朝子行政書士事務所 代表 西島朝子

 
プロフィール 神奈川県横浜市出身。大学卒業後、横浜市役所に入庁して約30年、横浜港や観光プロモーション、地元の中小企業支援、防災ボランティア、NPO活動のサポートなどに携わる。行政業務で培ったスキルやノウハウを広く役立てたいと早期退職し、2020年、西島朝子行政書士事務所を開業した。利用者側の気持ちと行政窓口側の考え方の双方を理解する橋渡しとして、多くの「困った」を解決している。【ホームページ
 
 
 
横浜市役所に約30年勤務した経歴を持つ西島朝子氏。本当にしたいことを仕事にすべく、2020年、西島朝子行政書士事務所を開業した。「行政と市民の橋渡し」として、培ってきたスキルを存分に発揮し、困っている企業や人々をサポート。その活動に尽力することが、自分を育ててくれた市役所への恩返しでもあると語る。「困る前に相談してほしい」と微笑む穏やかな人柄の内には、誠心誠意を尽くすという熱い思いが感じられた。
 
 
 

約30年の市役所勤めから行政書士へ

 
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インタビュアー 宮地真緒(女優)
宮地 西島朝子行政書士事務所さんにお邪魔しています。女性の行政書士は珍しいですよね。相談しやすそう! 西島代表は、横浜市役所にお勤めだったと聞いています。どれくらい勤務されていたのですか?
 
西島 大学を卒業してからずっとですから、約30年勤めました。
 
宮地 えっ、そんなに長く!? 市役所ではどのような仕事をされていたのでしょう?
 
西島 横浜港や観光プロモーション、地元の中小企業支援、防災ボランティアやNPO活動のサポートなど、行政事業のさまざまなセクションに携わってきました。
 
宮地 まさにプロフェッショナルですね。退職時はさぞ周りから惜しまれたでしょうね。
 
西島 「どうして? もったいない」と不思議がられました(笑)。確かに公務員の仕事はやりがいもありましたし、とても好きでしたが、失敗は許されないプレッシャーを長年感じていたのも事実です。そんな中、2014年に大病を患った際、一度立ち止まっていろいろなことを考えまして。一度きりの人生なら好きなことを仕事にしたいと思い、60歳の定年を待たずに早期退職し、独立起業することにしたんです。
 
宮地 思い切りましたね。でも新しいことを始めるには体力も気力も必要ですから、少しでも早いほうがいいと思います!