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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

人のために汗かく税理士 事業の隅々まで徹底把握
小宮山正治税理士事務所 代表税理士 小宮山正治

 
プロフィール 東京都出身。経理サポート業務を経て、都内の税理士法人に就職。以後、3社で延べ10年余りの経験を積み、コンサルティング業務や組織再編業務を中心に従事する。2016年1月、豊島区池袋で小宮山正治税理士事務所を開業。組織再編および事業承継に重点を置き、中小企業から大規模法人まで、幅広いクライアントの税理士業務を手がけている。【ホームページ
 
 
 
経験豊富なプロの税理士が、事業の荒波に立ち向かう経営者の相談にとことん親身になって応えてくれる小宮山正治税理士事務所。ひとたび信頼関係ができれば、クライアントの職場に入ってまで現状把握に努め、どんな逆境にも一緒に立ち向かってくれる。税理士をサービス業と言い切る小宮山正治代表税理士に、これまでの歩みや、進化の著しいAIにも代わりが務まらない、人だけが成し得る自らの仕事についてたっぷり語ってもらった。
 
 
 

10年余の実務経験を足場に独立開業の道へ

 
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インタビュアー 水野裕子(タレント)
水野 小宮山正治税理士事務所さんの現在の業務について詳しくお聞きする前に、まずは小宮山代表が独立開業するまでのご経歴から教えてください。
 
小宮山 最初は、税務より経理の仕事などに近いところから入りました。企業の経理部門にいた父から「今度、業務ごとアウトソーシングするからやってみないか」と勧められまして。
 
水野 税理士資格を目指すとか税理士事務所で修業するより前に、経理の実務に触れることになったんですね。そこから税理士の道へと舵を切ったのは、どのようなお考えがあったのでしょう。
 
小宮山 父の仕事に協力していただいていた税理士さんに影響された部分が大きいですね。その方の税理士法人の仕事に何度か駆り出されるうちに、税理士業務に興味が湧いてきたんです。そこで、3年ほど経って父が退職したのを機に正式にその税理士法人の一員になりました。
 
水野 そうでしたか。独立は早くから意識されていたんですか?
 
小宮山 いえ、当初はまったく。最初に入った税理士法人の先生は今の私のすべてをつくってくださった師匠とも呼べる方で、自分は師匠を支える2番手が向いていると思っていたんですよ。でも、最後に勤めた税理士事務所でさらに経験を積むうちに、独立しないのは単に自分の可能性を閉じているだけなのではと考えるようになりました。そして、せっかくの人生だから思い切ってやってみよう、もし失敗したら元に戻ってやり直せばいい、と思い切って独立を決意したんです。