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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

あらゆる不調を改善し 心のケアまで行う鍼灸院
要鍼灸院 院長 小畑慶幸

 
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インタビュアー 八木裕(野球解説者)
八木 大阪府大東市と奈良県奈良市で、要(かなめ)鍼灸院を運営する小畑院長。まずは歩みを教えてください。
 
小畑 私は学生時代に陸上、体操、バスケットなどいろいろなスポーツにチャレンジしていました。ただ、なかなか結果を残せず、何か秀でた特技が一つほしいと思っていたんです。それで、好きだった英語を鍛えようと大学を中退してニュージーランドに1年間留学し、現地の中学・高校で日本語教師のアシスタントを務めていました。また、学生時代に多くのスポーツを経験したこともあり、身体のケアにも興味を持っていましてね。それで帰国後に、22歳で鍼灸専門学校に入学しました。卒業後、伝統的な古流の鍼灸技術を持つ先生と出会ったことで、東洋医学を実践する施術の道を目指すことにしたんです。
 
八木 師との出会いもあって、東洋医学の奥深さに感銘を受けたと。
 
小畑 はい。鍼灸はもともと伝統的な医学で、身体の痛みだけでなく内科など他の症状にも対応できるんです。そうした、幅広い範囲の診療ができるところに魅力を感じました。
 
八木 学生時代から望んでいた、何か秀でたものを身につけたいという思いを鍼灸の道で果たそうとされたわけですね。
 
小畑 はい。それで経験を積んで、皆様の“健康の要”になりたいという思いで2013年に大東市に「要鍼灸院 大東院」を、2019年に奈良市に「要鍼灸院 とみお院」を開院しました。当院では、症状の根本原因を把握するため、最初の診察を重視しています。
 
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八木 腰痛の原因が身体の別のところにあったという症例を聞いたことがあります。だからこそ、最初の診察が重要なんですね。
 
小畑 おっしゃる通りです。私は、四診“見る、聞く、質問する、触る”ことを徹底しています。葉を見ず木を見る、木を見ず森を見る。患部だけではなく、全体を見ることを大事にしているんですよ。それにより身体や心の状態を確認し、性格や体質も考慮した施術を行うことが非常に重要だからです。