ポジティブであることを心がけ
自信を養い成功体験を積み重ねる
俳優 柳美稀
毎週土曜21時から日本テレビ系にて放送されているドラマ『GO HOME~警察庁身元不明人相談室~』。科捜研の若手エリート研究員である芹沢菜津を演じるのは、俳優の柳美稀さんだ。インタビューの中では、何度も「ポジティブに考える」と語ってくれた柳さん。演技との向き合い方やドラマの見どころなどをたっぷりとうかがった。
正反対の役柄にやりがいを感じる
ドラマ『GO HOME~警察庁身元不明人相談室~』で私の演じる芹沢菜津は、小芝風花さん演じる三田桜や、大島優子さん演じる月本真と同期入庁の科捜研の研究員です。菜津は自分の仕事が大好きで、プライドを持って取り組んでいるのが伝わってくる役柄です。自分の決めた道をとことん極めるために、どんな努力もできる人だと思っています。
負けず嫌いなところは、私とも少し似ているかもしれません。同期が頑張っているのを見て自分も負けじと努力をする菜津には共感しますね。周囲の方に求められている結果を出すために、頑張ろうという気持ちになるんですよ。
『GO HOME』の登場人物の中では、半海一晃さんの演じる、似顔絵捜査官の武藤晴夫さんの役柄が自分と似ている部分があると感じています。武藤さんは緊張感のある空気があまり得意ではなくて、ピリッとした空気が流れているときには冗談を言って場を和ませることもあります。私も同じ状況のときは武藤さんのように行動できたら良いなと思っていますね。
役づくりをするときは、まずセリフや場面に応じて「私だったらどうするだろう」と考えることから始めます。悩む部分があれば、監督に相談してすり合わせを行います。基本的には、監督の「こうしてほしい」という意見を実現できるように軌道修正していくんです。
役を演じるときは、似ている部分があるほうが理解しやすいですが、正反対の役柄のほうがやりがいを感じることは多いですね。この人は、この状況のときにどう考えるんだろうと試行錯誤しながら演じるのは楽しいです。