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スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

 
振付師としての仕事を始めた当初は、3小節の振り付けを考えるのにも悩み抜き、1日を費やしていたというパパイヤ鈴木さん。家でメモ帳を片手に考えるのではなく、スタジオで衣装に着替えてつくるスタイルに変えてからは、それが一変したと教えてくれた。
 
 

ゼロから1にすることが自身の役割

 
僕は自分自身の役割を「ゼロから1にすること」だと思っています。ゼロというのは、ダンスに興味を持っていなかったり、苦手意識を持っていたりする状態のこと。そこから、「楽しそうだから挑戦してみようかな」と思ってもらうことが僕の仕事なんです。
 
でも、「楽しそう」と思ってもらうのは、なかなか難しい。僕は振付師の仕事を始めたとき、辛かったんです。「これでいいのかな」と不安になって胃が痛い毎日でした。“産みの苦しみ”とは言いますが、悩み抜いてつくったものって、なんだか負の感情が詰まっている気がして(笑)。
 
ダンスは本来、楽しいものなんですよね。楽しいから、踊るんです。そういうものを提供するなら、まずは自分が楽しんでつくらないとダメだと考え直しました。それからは、振り付けを考えるスタイルから変えて、仲間と楽しくつくり上げるように意識しています。
 
今は楽しんで振り付けを考えていますよ。これからも、多くの人がダンスに興味を持ち、挑戦してくれるように“楽しいダンス”を提供していきたいですね。
 
 
 
 
 
<インタビュー・文 中野夢菜/写真 Nori/ヘアメイク JUNKO Nishio/スタイリスト 宮本真由美>
衣装/Bucca44 03-5725-0445
 
 
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パパイヤ鈴木(ぱぱいやすずき)
1966年生まれ 東京都出身
 
1982年、16歳でダンサー活動を始め、東京ディズニーランドなどでも活躍。1983年には『ダンシングゼネレーション』でレコードデビューを果たす。1986年からは振付師としての活動をスタート。CBSソニー(現ソニーミュージックエンタテインメント)で振り付けやタップダンスのインストラクターを務める。1998年、「パパイヤ鈴木とおやじダンサーズ」を結成。現在は俳優・タレントとしても幅広く活躍している。著書に『デブでした。』(ランダムハウス講談社)がある。
 
パパイヤ鈴木とおやじダンサーズ結成20周年記念! &サタデー・ナイト・フィーバー日本公開40周年記念 ミニ・アルバム『Foolin’ Disco』 2018年8月8日ユニバーサルミュージックより発売決定!
公式サイト
https://www.universal-music.co.jp/papaiya-suzuki/discography/
公式ブログ
https://ameblo.jp/papaiya-suzuki/
 
 
 
(取材:2018年6月)