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スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

 
バラエティ番組への出演やお菓子のプロデュースなど、活躍の場を広げている的場さん。俳優以外の仕事に取り組むことに、何か意図はあるのだろうか。
 
 

本気の人間はかっこいい

 
僕の中では、あくまで役者の仕事がベースなので、「仕事を広げている」という感覚はないんですよ。ただ、いつの頃からか「興味を持ったことは全部やろう」と思うようになりました。昔は「役者一本でやっていこう」という気持ちが強かったんですけどね。あるとき、俳優以外の仕事をさせていただいて「こういう仕事もおもしろいな」と思ったんです。
 
興味のある物事へのチャレンジを我慢する必要はありません。だから、これは仕事に対する考え方というより、生き方に対する考え方なんですよ。仕事へのスタンスは、デビュー当初から何一つ変わっていません。ただ、この世界で長く働かせてもらう中で、生き方に変化が出てきたんだと思います。
 
もちろん、お金をいただいている以上、仕事として本気で取り組んでいます。僕にとっての“一番”はたまたま俳優だったというだけで、どの仕事に就いている人もすごい。職種に関わらず、仕事に対して本気で取り組んでいる人は素敵だと思います。プロとして、本気になれる人間はかっこいいですよ。
 
 
 
 
 
<インタビュー・文 中野夢菜/写真 Nori/ヘアメイク 大野志穂>
 
 
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的場浩司(まとば こうじ)
1969年生まれ 埼玉県出身
 
1988年に映画『首都高速トライアル』で俳優デビューを果たす。映画やテレビドラマを中心に幅広い層から人気を獲得する中、1990年にはCDアルバム『的場の唄 不良少年○怖の章』もリリース。近年はバラエティ番組にも多く出演するなど、活躍の幅を広げている。著作に『ティアラへ めざすはゴッドパパ』(ホーム社)、『的場スイーツ~本気の113品~』(ワニブックス)などがある。
 
公式ブログ
https://ameblo.jp/matoba-koji/
 
 
 
(取材:2018年4月)